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「ねぇ笹倉。」
「ん?なんだ」
『僕笹倉の事が好きなんだ。』
「…はっ?…」
笹倉は少し困った口調で言った。
『付き合おう。』
「俺ら男同士だからダメだよ…」
『そんなの関係ない。付き合って。』
「それは無理だッ…」
僕は振られた。
人生で1番辛かった。
だけど
“僕の中で何かが切れた。”
僕は台所へ向かった。
包丁を持ち出し、部屋に戻った。
「お、おい高木、冗談だよな…?」「なぁ高木!やめろって…!」
「俺が悪かった…!だからやめてくれ!」
「大丈夫。一緒だよ」
「……っは?……」
グチャ…
僕は笹倉の腹部に包丁を刺してた。
「っ…高木ッ…なんでっ……」
僕は苦しんでいる彼を見て滅多刺しにした。
「ねぇ笹倉。君の恋人を殺したのは僕だ。」
「お前がっ……お前が楽しそうに話すからっ…」
僕は震える声で言った。
「高木ッ…ごめん……だからもう刺さないでくれっ……」
泣きそうな声で言う彼を見て、僕は笹倉の首に包丁を刺した。
「あ”」
笹倉は死んだ。
僕がやったんだ。後悔はない。
「一緒に逝くね。」
僕は笹倉の遺体にそう放って。
笹倉の血が付いた包丁を自分に刺した。
ー数秒の愛ー【完】
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