コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「…早く帰りたい。用事は何…?」
この人と話すのは、苛つきもあってか疲れてしまう。
早く話を終わらせたい、と、少し失礼だと分かっていながらも、そう言って早く終わらせる事にした。
「あぁ…そうそう、本題を忘れる所だったよ〜!」
あははっ、と冗談交じりに言いつつ、こちらから背を向ける。教室の扉へと向かい、扉から顔を出して周りをきょろきょろと見渡す。
表情は至って真剣そうだが、傍から見れば、ただの不審者になっている。
「…よしっ、人は居ないっと〜!」
安堵からか、溜息をついては、再びこちらへと戻って来る。可能なら、あのまま帰ってほしかった…なんて少し思ったのは内緒にしておく。
「今日の”検証検査”、どうだったかな〜って思ってね。ちなみに僕はいつも通りだよっ!」