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あれから年月が経ち14歳,中学3年生になっていた
つまらない
僕の中にある感情はそれだけだった
中学の勉強はもうアイクお兄ちゃん達に教えてもらっているので授業は退屈だった
なんとなくで担任の話に耳を傾ける
教師「えー,おまえらも三年ということで!!!
本格的に将来を考えていく時期だ!!
今から進路希望のプリント配るが,皆!!!
だいたいヒーロー科だよね」
担任はそう言ってプリントをぶちまけ,皆各々と自分の“個性”を使った
ヒーローねぇ……焦凍はあの日の約束を覚えてるかな
でももう無駄か。そんな事を考えては机に突っ伏した
教師「うんうん皆良い“個性”だ
でも校内で“個性”発動は原則禁止な!」
注意が遅いよ。そんな意味を込めて溜息を吐く
すると誰かが講義をした
爆豪「せんせぇー
「皆」とか一緒くたにすんなよ!」
『勝己…』
僕は呆れながら彼の名前を呟いた
爆豪勝己。僕は彼とは友人と知り合いの狭間の様な関係だ
僕がそう思ってるだけ
もしかしたら勝己は違うと思ってるけど
爆豪「俺はこんな“没個性”共と仲良く底辺なんざ行かねーよ」
その言葉にブーイングが起きる
モブ「そりゃねーだろカツキ!!!」
爆豪「モブがモブらしくうっせー!!!」
僕は丁度勝己の後ろの席なので,ノートを丸めて勝己の頭をスパンと叩いた
爆豪「いって?!
なにしやがるアイ!!!」
『口が悪いよ
それにそんな事を言ったら失礼でしょ?』
勝己は僕の言葉を聞いて舌打ちをした
教師「あー確か爆豪は…「雄英高」志望だったな」
担任のその言葉に教室はざわついた
ていうか志望校同じだ
モブ「国立の!?今年偏差値79だぞ!!?」
モブ「倍率も毎度やべーんだろ!?」
そんなのを聞いても僕は焦りもしなかった
アイクお兄ちゃん達に勉強を教えてもらって,S判定だったからだろう
爆豪「そのざわざわがモブたる所以だ!
模試じゃA判定!!俺は中学(ウチ)唯一の雄英圏内!」
そう言いながら勝己は机の上に立った
『ちょっと勝己!!』
僕の叫びを無視して勝己は続けた
爆豪「あのオールマイトを超えて俺はトップヒーローと成り!!
必ずや高額納税者ランキングに名を刻むのだ!!!」
え,もしかしてヒーローになりたい理由それだけなの???
いや,流石に違うよね…?
教師「あ」
担任が思い出したように口を開いた
教師「そいやあ緑谷とイーヴランドも雄英志望だったな」
突然名前を呼ばれた僕は方を揺らして顔を上げた