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🌷ティアの両親
光の国のお城と神殿には光の部屋と呼ばれる部屋があり、光の力に目覚めた人々が作った光の石が各部屋ひとつずつ設置してある。その光の石に祈りを捧げると、光の国全体に光の力のエネルギーが供給され、全ての国民がその恩恵を受けることができる。
お城に住まう王家の者とお城で働く人々は必ず光の力に目覚めなければならず、光の部屋での光の石へのエネルギー供給も義務。
お城の仕事をサポートする役目を担う神殿で働く者達の光の部屋での光の石への供給は必ずしも義務ではないが、光の力に目覚めたら神殿に報告はしなければならない。神殿で働く者は、光の力に目覚めている者達の中から選ばれ、神殿で働くことは光の国の人々の憧れ。
ティアの両親は、ふたりとも神殿で働いているが、ティアは精神的に弱いから無理だと思っている。ただティアは、あることに最近気づいた。ティアが幻視として見え、幻聴として聞こえるのは、ティアが空想したことが外側にあらわれていることに。どちらにしろティアにしか見えず、聞こえないのだが。ティアの両親がティアにふんだんに買い与えた本を夢中で読んだ時期が、ティアにはあった。その理性の過剰で空想の話が強引になり、黒い炎がいつからか見え、ティアを馬鹿にするようになった。本に書いてあることが全て理解できるほどティアは賢くなかった。空想が好きなだけの少女でしかなかったのだから。
ただティアの幻視、幻聴には法則があり、ティアが空想したものが外側にあらわれたようにティアに感じられるということが判明したのだった。
コメント
5件
第2話、読み終えました。光の石によるエネルギー供給という設定、とても興味深いですね。神殿で働く両親と、空想が外側に現れるというティアの特性――特に黒い炎が彼女を馬鹿にするという描写が、今後の展開を予感させます。幻視・幻聴に法則があると気づいた点も巧い。空想と現実の境界が曖昧な少女の内面が、これからどう動いていくのか、続きが気になります。
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