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「うわぁ」と園子がテーブルに突っ伏す。「終わったよぅ…」ノートや参考書に顔を埋める。
「お疲れさま!」蘭は笑ってジュースを飲む。
「えぇーっ!」名前はソファにもたれかかる。「わたしまだだよー!蘭ーっ」と助けを求めるように隣の友人にもたれる。蘭はまた声を出して笑った。
「ジョディ先生、今回の宿題かなり長文読解出したもんね!」
「うべぇ」と舌を出す園子。
「いいな蘭は頭がいいから…わたし終わるかなぁ?今夜眠れるかなぁ…」
「とりあえず…」と目の前にエプロンの安室が現れる。彼はにこっ、と首をかしげた。
カッコいい……と名前は思ってちょっと肩を小さくする。
「ほら」ことん。と園子の横、蘭の横に置かれたケーキ。
「えっ!頼んでないですよ!」
「いいんですかっ」園子は目をきらきらさせる。
「頑張ったご褒美だよ。もちろん僕のおごり」ふふ。と彼は前髪を揺らして笑う。
「ふえぇーん!わたしまだ終わってな…」
ことん。と名前の目の前にもケーキが置かれる。
しかも、名前のケーキだけ苺が3つ。
3人の女子高生は安室を見上げた。
「君だけは特別」
「え…?」
す、と人差し指を立ててウインクする。
「君は僕のお気に入りだからさ」
名前はぶわ、と赤くなる。
ふふ。とまたあの笑み。そのままキッチンに戻る安室に、園子が詰め寄る。
「ね!安室さん名前のことさぁ…」
名前はぶんぶん首を振った。「っそ、そんなわけないよ!ねぇ蘭!」
「わかんないよー?」という蘭に名前は固まる。
「だ、だって見なよこれ!」
インスタを見せる。キッチンにいる人イケメンすぎ。2次?かっこよ。などというコメントが並ぶ。
「こんなに皆が好きな人が!わたしだけ好きなわけないじゃんっ」
「でもこれぇ」といやらしい声で苺を指差す園子。
「た、たまたまだよっ!」名前は恥ずかしくて苺を園子に突っ込む。
「蘭もはいっ」あ、と口を開ける蘭に苺を入れる。
「食べよ?せっかくくれたんだから」
ありがとーございまぁす!と女子高生3人は手を合わせた。
「あぁ…」名前はテーブルに突っ伏す。
「わたしもうだめ…明日ジョディ先生に怒られてもいいから寝たい…」
「ちょっと名前!」と蘭はからだを揺らす。先に帰った園子がいた席に寝転がる。
「ほら!ポアロも営業時間もうすぐまでだから頑張って!わたしも最後までいてあげたいけど、そろそろお夕飯ーー」
名前は足元が見えてがばっと起き上がった。
「まだ終わらない?」と安室は首をかしげる。
「うぅ…」名前は頷いた。「名前、英語苦手なんだよね…」蘭も可哀想に、といった声を出す。
「じゃあーー」とん!と肩が当たるほど近くに彼は座る。「ひゃーー!」ぐわ、と名前は蘭側に退いた。
「僕が見てあげる」
ゆっくりテーブルに頬杖をつき、安室はまたにっこりした。
「え」
「蘭さんはお夕飯の準備だし、こっちの片付けももう終わったしレジ閉めるだけだから」
名前、と蘭は囁く。すっ、と立ち上がった。
「ええっ!」そんな!と言いたげに手を伸ばすが、すり抜ける蘭。
「安室さんは語学が堪能だし、わたしより先生にはぴったりだし!ねっ」
「ねっ、て…!」
「じゃあ安室さん」と蘭は頭を下げて手を振る。「ご馳走さまでしたー」安室も手を振り、名前は彼と2人きりになる。
「どれ」
彼が前のめりになると、ふわ、といいにおいがして名前はまた赤くなった。
「不定詞の練習なんだね」
「ええっ!なんでわかっ…」
すーっ、と英字をなぞりながらぶつぶつ言う。「うん。わかった」あっという間に見開き1ページ読み終わる。
「よかった」あはは。と声を出して笑う。「僕がわかる範囲で」すっ、と立ち上がりキッチンに戻る。
「名前さん、糖分必要だからジュース飲みなよ」
「で、でもケーキももらったのに…」
「言ったろ?」
君は特別だって……。
「ん…」目が覚めたら、知らない天井だった。「え!?」ガチャ、と両手がベッドヘッドに片手ずつ手錠されている。
「なーー!」
ガチャガチャ鳴らしてもびくともせず、名前は段々怖くなる。
「や、だっ……!何ーー!」
辺りをよく見てさらに驚く。部屋中、自分の写真だらけだ。
「おはよう」
ゆら、と暗闇から出てきた知った人物に、名前は目を見開いた。
「あ、安室さん!?な、なんーーあっ、これ……」
「僕は君にだけあげたのに……」
じゅわ、と音をたてて苺を噛む彼に、名前は鳥肌が立つ。
「え、あーーごっ、ごめんなさ…」
名前は混乱する。この状況は何?安室さんがしたの…?
「だぁめ」ふふ。と安室はシャツで苺の汁を拭う。赤い汁が白いシャツに線を引いた。
「安室さ…」
彼は首筋をすーっ、と嗅いでくる。息が止まった。
「あぁ……甘くて甘くていーい匂いだ……僕…」ぐしゃっ!と安室は自身の胸元を握る。苦しそうな呼吸をしてみせる。
「………たまらない……」
ふふふっ!と口を押さえて笑う。
「あ、安室さ…ど、して……」名前は震えだしたのがわかり、余計怖くなる。
「わからないのかい?」安室は首をかしげた。
「君が好きなんだよ名前」
「…!」
ガチャン、と手錠が鳴った。
「好きで…好きで好きで好きで…」
壁にぴたり。と張り付く姿に、「安室さん!」名前は叫ぶ。
「ちが!違うよ!す、好きな人にこんなことはしないよ…!」えっ、えっ、と名前は泣き出した。
「ああ!」安室は勢いよく抱き締めてきて、ひゅっ!と名前は息を止める。
「泣いてるのかい?僕のせい…?」
「あむ…」
彼はまた苦しそうな顔をする。
「僕が、名前を…泣かせてるの……?」
やがてそれは怪しげな笑みに変わる。
「嬉しい」
「…っ!」
「あぁ…すごく嬉しいよ……ようやく…君の中に僕は入れたんだ………」
「いやあっ!」
名前はからだをバタバタさせた。
「なぜだい?こんなに君を想えるのは、世界中探しても僕しかいないのに…」
「お願い、安室さん…だ、誰にも言わないから……」
ぐす、と泣く名前には、足元にいる安室は滲む。
「名前」
にこっ。と安室は笑って、ゆっくり近付いてくる。
「本当に君は可愛い……」
ギシ、とベッドが鳴る。「こんなに僕から…心を奪っていって……」
ギシ。
「まだ……僕をおかしくさせるのかい」
目の前に来た安室に、名前は首を振る。
「んっ…!」
食べるように口づけられ、れろ、と顔の横から額まで舐めあげられる。
「あぁ、あはは……」半分顔を隠し、彼はまた名前を見た。
「すごくぞくぞくする……名前」
だぁいすきだ……
「だめ!安室さん!やめて!」
ネクタイが外され、シャツのボタンがひとつずつ外れていく。
どうしよう、どうしようーー!名前はパニックになりかける。
上に乗られていて安室はびくともしない。
「…っ!」
「どうしたの?」
どうしたってーー!と名前は涙でいっぱいの目を向けた。
「あぁ…そんな目で見ないでくれ……可愛すぎるよ……」
「…!」
ぴた。と胸元に頬をつけられ、名前の心臓は張り裂けそうだった。
「ふふふっ…すごい音……名前も興奮してるのかい」
だめだ、と名前は思う。話が……
「はっ…あ!」
つんつん。と胸がつつかれて揺れる。
「…!」名前はぎゅっと目を閉じ顔をそらした。
「思った通り……すべすべで…」
「だめーー!」パチン、と下着が外れた音がした。
「やぁっ…!」ガチャン、と手錠が鳴る。
「ほら……美味しそうな可愛いイチゴ見つけた…ふふふっ…」ぱくり、とくわえられ名前は首を振った。
「いやあっ…」
「んっ…ふあ」舌を出して、舐めながら彼はにや、とする。
「んんんんん!」ガクガク震える名前に、ちゅ。と額に安室はキスする。
「汗だくじゃないか、名前」
「怖い!怖いよぉっ…!」ぶんぶん首を振る。
「怖い?どうして…?」言いながらスカートに手をかけ、ファスナーをおろす。
「あ」安室は嬉しそうに言った。「これ。名前のお気に入りのパンツ」
「!?」名前は目を見開いた。はっ!と壁にある自分の写真を見る。
「君のことは君よりも知ってるよ……だから、怖がらないで……痛いことはしないよ。約束するから…」
真上の髪が当たるほど近くで言われる。
「気持ちいいこと……僕としようよ」
「…っ!」
名前はだんだん力が抜けていくのを感じる。
逃げられない……。下手に抵抗しても…自分が追い詰められるだけ…。
気付いたら、彼は足の指をくわえていた。
「名前」
「…ぁ、あ…」
「君のからだは……どこも美味しくて」
れる、とふくらはぎから生暖かい舌があがってくる。
「僕はいつも……はあ…キッチンから…」する、とパンツがおろされた。
「僕の作った……ケーキを……食べる君を見てた……」
膝に手をかけられる。
「んやあっ…!」
あそこに顔を埋められ、名前は手錠を鳴らす。れろれろ、とゆっくりした動きに息があがる。
「んっ…は、僕も…はあ……君を食べたくて……」
ふふふっ…と安室は笑う。
「ずっと……ケーキを作っては捨ててたんだよ……」
「!」
「だって……ずるいだろ……」
僕のことも食べてーー名前……
カチャリとベルトを外し、ファスナーをおろす彼に、名前は目をぎゅっと閉じた。
「口開けてよ…名前」
「ふ、う…」首を振るが、くいと正面にされる。
「あっ」「痛くしないって約束したろ…?」
「た、食べ…たら…」首をかしげる安室。「うちに…家に帰してくれる…?安室さん…」
にこっ。といつもの笑みが浮かぶ。
「いいよ」
でも。と安室は言う。「僕から離れないって約束してくれる?」
「…んぐっ……!」口の中に入れられては、話せないのに。
「はーっ!あっ、あぁ…」ギシ、ギシ、とゆっくりゆっくりベッドが鳴る。
「あ、は…あはは…どうしよう…名前に…食べられちゃったなあ。僕…ふふふっ」
「んっ!んん!」どんどん大きくなるそれに、だらだらと涎が流れる。
苦しいーー目をうっすら開ける。つ、と涙が流れた。
「おいしい、って…ケーキを頬張るみたいに……ふふふっ…ふふ」
「んん!」
「あぁ…出ちゃいそうだよ……名前…」
気持ちよくて変になりそうだよ……
瞬間、ポンッ!と口からペニスが抜ける。つ、と糸が引いた。
「げほっ…ごほ……あ、っ…」
「約束してくれる?」首をかしげながら安室は膝を割る。
「あ、だめーーそれはっ…」名前は首を振った。
ぬる、とあそこに硬いものが擦り付けられる。
「っあ、安室さん…!」
「約束してくれなきゃ…僕を不安にさせないで…?」
名前は何度も頷いた。「わ、わかったからあっ!は、離れないーー離れないから、だからーー…!」
ぐぐっ、と途中まで入ってしまったそれに、名前は「うあっ、えっ…ふ」かたかたまた震えだす。
初めては好きな人と、甘く蕩けるようなものだと思っていたのに。
「あぁ…」安室は目を細めてからだを抱きしめてくる。
「……僕が君の初めてで最後の男だよ…名前……」
「安室さ、も、あ…」首を振る。ゴムもしないで、こんなこと……。
「ああ!」さらに奥にいれようとされ、名前はのけぞる。
「あ、や、安室さんっ」ガチャン、と手錠がまた鳴る。
「い、たいっーー!痛いよぉっ…!」
「ごめんね?名前…でも、今だけは我慢してね……」
僕を最後まで受け入れてーー
2度と離れないで……
「あ…」意識が遠のきかける。気付いたらからだが揺れていた。
「名前……中に出してあげる」と呟かれ、はっとする。「だ、だめっ、それは…」
「大丈夫」ふと耳打ちされる。「妊娠しちゃったら、結婚しようね?ふふっ…」
「んうう…!」名前はぎゅうと目を閉じた。
もう、それしかできない……。
「えっ!本当に!?」
「えぇ、ご挨拶が遅れて…」
名前は目が覚めたときには、車の助手席にいた。
名前の母親が安室と話していて、兄も、姉も妹も慌てて玄関に出てきてざわざわしている。
「お父様は?あぁ。こんなふうに呼んだら怒られるかな?はは…」
「いいえいいえ!とんでもない!ちょっと!あなたー!早く来て!」
「お姉ちゃん!」と名前が車から降りると妹が言う。ふら、となったのを安室は抱き止めて、簡単に横に抱く。
「今日は…疲れたみたいで」
名前の父がパンツ一丁で飛んできた。風呂から急いで出てきたらしい。
「あ、どっ…どうもすみません…あ」
「パパ!」
「ちゃんと挨拶してよ!」
お姉ちゃんと結婚前提に付き合ってるんだよ!このイケメン!
「あ、その…えっ、うちの娘まだ高校生ですから…」
「はい」安室は控えめに笑った。
「彼女とは10歳以上離れていますから、遊びだと思われたくない。ですからご挨拶にと。それに私は……名前さんを愛しています…」
兄に抱かれたのがにおいでわかった。虚ろな目で、階段をのぼる兄の肩越しから安室を見た。
「そして」にこっ。と安室は笑う。「もちろん、名前さんも僕を……」
名前の母は赤くなって口元を押さえる。
「またきちんと、ご挨拶に…」
「えっ、あ」
「お待ちしてます!」と姉妹は頭を下げた。
「ふふ。おやすみ」姉妹に手を振ると、彼女らはきゃー!やば!と言っているのが聞こえる。
車を出して、走らせながら安室は深く息を吸う。助手席から名前のにおいがして、ふふふっ…と笑みを浮かべずにいられない。
「君はもう…僕から離れられない…」
君は僕の、可愛い可愛いイチゴ。だぁーれにも……
「あーげない。ふふふっ…」