紫乃「ゲホッゲホッ。ちょっと奈多!この焙烙火矢威力強すぎ!髪の毛ちょっと焦げちゃったじゃん!」
奈多「仕方ないだろ。まだ開発最中の焙烙火矢なんだから。」
香杳「そんな安全かわからんものを使うなよ!」
都芹「まぁ良いんじゃねえの?無事だったんだから。」
闌香「そんな軽くながしていいことなのか!?下手したら全員御陀仏だったんだぞ?!」
眞弦「開発中の焙烙火矢、一か八かのかけ‥‥‥スリルとサスペンスゥ〜!」
香杳「眞弦!目を輝かせるなよ!」
濔羅「まぁまぁ香杳。落ち着いて。」
遊叉「そうそう。あんま騒いでると体に良くないぞ~。」
香杳「大きなお世話だ!」
雅彦「皆、そろそろ静かにしようよ。今はそんなことで言い争ってるバヤイじゃないよ!」
雅彦ー周りを見てよ!ー
雅彦の矢羽根に周りを見ると、信じられないものが瞳に写っていた。
沙爾「‥‥何で、」
彼らの目に映ったもの。それは、
濔羅「先輩。」
死んでしまったはずの先輩、先生方だった。
楼叉ー嘘!ほんとに5年前に来れたの!?ー
遊叉ーどうやらそうみたい。ー
都芹ーで、どうするんだ?先輩方驚いて固まってんじゃねぇか。ー
椹斗ーん~。とりあえずあいさつ?ー
翔ーそうだね。ー
翔はニッコリ笑うと、一歩前に出た。
翔「皆さん。お騒がせしてしまい申し訳ありません。我々、依頼主のご依頼により参りました。ひととせと名乗っているものです。」
土井「依頼だと?一体誰が。」
山田「土井先生。そもそもそれが本当なのかも分かりませんぞ。ひととせなどという忍隊は聞いたことがない。」
翔「知らなくて当然ですよ。ひととせはこの時代にはありませんから。」
山田「は?」
学園長「どういうことか、説明してもらっても良いかの。」
翔「我々は、この時代のものではありません。」
雅彦「5年後の未来からやってまいりました。」
土井「未来からだって?!そんなことができるわけ、」
都芹「できちゃったんですよそれが。」
沙爾「だからこうして過去の忍術学園に来れた。」
学園長「お主たち、名をなんという。」
翔「申し遅れました。わたくし、ひととせの頭をつとめております。翔と言います。」
雅彦「頭補佐をしております。雅彦です。」
佐稀「特攻隊の佐稀と申します。」
香杳「香杳でーす!」
椎那「椎那と言います。こっちは弥刀。」
弥刀「‥‥…。」
奈多「火薬援護。奈多と言います。」
遊叉「同じく遊叉。」
闌香「同じく闌香と言います。」
来依「同じく来依と言います。」
紫乃「生物班の紫乃と申します。」
楼叉「楼叉です。」
初雅「初雅と言います。」
都嶌「情報班。都嶌と申します。」
都芹「同じく情報班の都芹でーす。。」
椹斗「椹斗だよ。」
沙爾「同じく沙爾って言いまーす。」
眞弦「救護班の眞弦ですぅ。」
濔羅「濔羅といいます。」
翔「以上19名。改めまして、ひととせです。」
学園長「翔よ。お主たち、一年生と同じ人数なのだな。」
翔「はい。」
学園長「何か関係は?」
翔「時期にわかります。」
学園長「そうか。もう一つ聞きたい。お主たちに依頼をしたのは誰だ?」
「僕達です。」
高い声がグランドに響いた。
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