続き書きます!!
タイトル:「判決」
ある朝。
看守の足音が妙に多く、重苦しい空気が刑務所内を包んでいた。
独房に看守が数人やってくると、スンリを名指しで呼んだ。
👮🏻「……イ・スンヒョン。お前に正式な判決が下った」
その瞬間、ジヨンの心に、嫌な予感が走る。
スンリは動じることなく微笑んだまま、静かに立ち上がる。
🐼「……死刑、ですね」
🐲「は?」
ジヨンの時間が止まった。
🐲「冗談、だろ?」
看守は淡々と、告げた。
👮🏻「昨日、房の囚人2名に対する殺害。警備員1名への暴行。そして——過去の重罪が再審査された」
🐲「ふざけんなよ……!」
ジヨンは格子にしがみつき、叫ぶ。
🐲「おい! なんでだよ!? なんであいつだけ! 他にもやばい奴いっぱいいんだろ!」
スンリが、静かにジヨンを見た。
🐼「ジヨンさん、泣かないでください」
🐲「泣いてねえし……ッ」
🐼「僕、最初からこうなると思ってましたよ。でも、あなたに会えたから……満足です」
🐲「……ふざけんな……俺、まだ何も、言ってねぇよ……!」
スンリはそのまま、手錠をはめられながら連れて行かれる。
🐼「ジヨンさん、最後に——あなたに触れてもいいですか?」
看守たちが戸惑う中、ジヨンは無意識に独房の鉄格子の隙間から手を伸ばした。
触れた指先は、ひどく冷たかった。
🐼「——忘れないでください」
🐲「……待って、スンリ……やだ……行くな……!」
⸻
「歪な愛の形」
スンリがいなくなって、ジヨンは完全に壊れた。
誰とも話さず、食事にも手をつけない。
毎夜、眠る前に鉄格子に触れながら、誰もいない空間に向かって話しかける。
🐲「おい、スンリ……まだいんだろ? どうせ、俺を試してんだろ……?笑 なぁ…泣」
笑ったり、泣いたり、怒ったり。
狂っていた。
ある日、ジヨンは看守に噛みついて独房から引きずり出される。
手錠をかけられ、口を抑えられ、それでも彼は叫んだ。
🐲「面会させろ!!! あいつに、会わせろ!!!!」
死刑が執行される前の最後の面会。許可されるかは微妙だった。
だが、彼の壊れ方を見た看守の一人が、ぽつりとつぶやく。
👮🏻「…ジヨンにとって、あのサイコ野郎の歪んだ愛が唯一の心の支えだったのかもな」
⸻
第六章「面会室」
面会の日。
スンリはガラスの向こう側にいた。
死刑囚にふさわしくない、変わらない微笑みで。
🐼「ジヨンさん……痩せましたね」
🐲「お前……なんで、こんな……!」
🐼「僕は……人を殺しました。あなたのために」
🐲「俺はそんなの望んでねぇ……!」
🐼「嘘です。あなたは僕に『やれ』って言いました。覚えてますよね?」
ジヨンは黙った。
たしかに、そう言った。
あの時の自分は、もう戻ってこない。
🐲「でも……お願い、だ」
ジヨンの声は震えていた。
🐲「死ぬなよ。いなくなんなよ。俺……お前がいないと……何もできねぇ……」
スンリの目が、珍しく揺れた。
🐼「それは、愛ですか?」
🐲「わかんねぇよ。わかんねぇけど……でも……死ぬくらいなら、俺を殺してくれた方がマシだ……!」
スンリはガラス越しに手をあてる。
🐼「僕は、あなたの檻になりたかった。あなたのすべてを閉じ込めたかった」
ジヨンは手を重ねながら、最後に言った。
🐲「……お前が檻なら、俺は一生そこにいられる」
🐼「ジヨンさん……」
その瞬間、ガラスの向こうで静かにスンリが涙を流した。
🐼「……じゃあ、僕は……生きてみようと思います」
もっっ無理ぃ😭
疲れたぁぁぁ
コメント
1件
神小説すぎます!!!!🫰💕…とりにょんは、…いくら見ても飽きないから…最高ですねぇ…😭😭🫰💕…