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きんときさんとコネシマさんの表記についてです

きんとき→kn

コネシマ→kn’



紫色の交換日記


スマイル視点


今日は日曜日、一冊の日記を持って城を出る真っ直ぐ歩いて行って大きな木の前で立ち止まる

目を向けた先には自分のスピネルの瞳とは違うアメシストの瞳の紫がいる

sm「悪い、待たせてしまって」

shp「いいっすよ、ワイもちょうど来たばっ      かだったんで」

sm「なら良かったです」

sm「はい、これ」

shp「よし、今週はワイの番っすね」

sm「あぁ、ではまた、ショッピさん」

shp「また来週、スマイルさん」

そう言って彼と別れた。

今俺は我々国のショッピさんと交換日記をしている。最初に我々国さんから国へ招かれた時にたまたまショッピさんと出会い、お互い気が合うことに気づいた。それから他の方の紹介も兼ねて、交換日記をはじめたわけだ。


来週の日曜日にまた日記を受け取るのが楽しみだ。




ショッピ視点

スマイルさんの日記を読んだ本当に自分によく似ていると思った

さて、今週は何があるのか……



6月8日 日曜日

クソ先輩が俺の部屋に勝手に入って俺の書類の中に自分の書類を紛れ込ませているのを目撃した。次やったら部屋に火薬と石油をばら撒くと脅してトントンさんにその事をチクった。スッキリした。


6月9日 月曜日

チーノさんと一緒にコネシマさんにトラップを仕掛けた。期待を裏切らない反応をしてくれて、爆笑した。


6月10日 火曜日

いつものメンバーがまた口争いをしとった。あまりにも煩いので止めに入ってやったら、「うるせぇ!!!!」と怒鳴られた。さすがにムカついたのでナイフを出したら黙ってくれた。


6月11日 水曜日

机に溜まっとった書類が全て無くなった達成感半端ねぇ。


6月12日 木曜日

図書室の奥の方でスマイルさんの好きそうな本を見つけた。今度この日記と一緒に渡します。


6月13日 金曜日

朝起きたらメンバーがニコニコで俺を見つめてきとったから理由を聞いた。猫耳を付けた俺の寝顔を撮ったと言ってスマホを向けてきた。真っ二つに割ってやった。


6月14日 土曜日

町の子供達にチャンバラに誘われたので参加した。つい本気になってしまって、色んな意味で結構危なかった……。






shp「はい、スマイルさん。これと、これ」

sm「ん?なんの本ですか?」

shp「あぁ、詳しくは日記に書いとるんで、     読んでください」

sm「あぁ、わかりました…    ではまた来週」

shp「ええ、また来週」










スマイル視点

今度は俺の番だ



6月15日 日曜日

ショッピさんから頂いた本を読んだ。とても面白くて夕食を忘れてしまい、きりやんに怒鳴られた。面白い本をありがとうございました。


6月16日 月曜日

朝少し寝坊して慌てて着替えたため、ジャケットを着るのを忘れたまま食堂へ行ってしまった。みんなが珍しいと言って写真を撮ってきたのでウイルスを送ってやった。


6月17日 火曜日

Nakamuが俺の部屋に来て半泣きで「書類手伝って」と言ってきたので、仕方なく手伝ってやったのだか、手伝ってやった書類をNakamuに提出しに行ったらNakamuは机の下でスイーツを食べていた。俺は真っ先に医務室に行ってその事をきんときにチクった。きんときは「ナイス」と言って真っ黒な笑顔でNakamuの前に立った。これは巻き込まれたら厄介だと思って急いで総統室を出た。


6月18日 水曜日

今日町で紫色のショッピさんに合いそうなナイフを見つけた。今度この日記と一緒に渡しますね。


6月19日 木曜日

朝ごはんの時みんなが「これ飲んで欲しいんだけど」と言って変な色の液体が入った瓶を渡してきた。5対1で抵抗が出来なかったので仕方なく飲んだ。それは幼児化の薬でスマホの連射音がやまなかった。


6月20日 金曜日

昨日の仕返しをするために、他のメンバーの朝ごはんの飲み物に猫耳と尻尾が生える薬を混ぜてやった。


6月21日 土曜日

廊下の曲がり角でメンバーに水をかけられた。部屋で紅茶を飲むために、たまたまお湯を持っていたのでぶっかけてやった。



sm「はい。日記と、これ」

そう言って俺はショッピさんに日記と直方体の箱を渡した。

sm「本のお礼です。詳しくは日記に書いてあ    るんで」

shp「すいません、わざわざありがとうござ    います。」

sm「いえぇぇあ(いやいや)いいですよ」

shp「ではまた来週」

sm「はい」




そんな感じで交換日記を続けてきた。が……






Nakamu視点

gr「どうですかな?最近変わった事など…」

na「そうですね…あ、なんか最近うちのスマ    イルが毎週日曜日の決まった時間に城を    出て行くんですよ。何してるんだか」

gr「ん?それ、うちのショッピと全く同じな   のだが?」

na「えっ?……」

na「何か二人でしてそうですね……」

gr「では、次の日曜日おそらくまた出ていく   だろうから、お互いあとをつけてみる   か…」

na「名案ですね……逃げられると困るのでこ    ちらは全員で行きます。」

gr「ん…ショッピはバイクで出かけてるので    我々も全員で行く」

na「面白くなって来ましたね」

gr「楽しみだゾ」






そして日曜日…

スマイル意外のメンバーに事情を話して案の定出かけたスマイルを全員で尾行する。

スマイルは大木の前で立ち止まった。俺達は大木の影に隠れた。そこには既に我々国の皆さんが気配を消して隠れていた。

na(こんにちは、早いですね)

kn’(ショッピの謎が分かると思ったらなぁ)



shp「はいスマイルさん、これ」

sm「今週は俺の番ですね」

shp「この日記も残りのページ少なくなって     来ましたねぇ〜」


全員-sm.shp(交換w日記w)


sm「また買っておきますよ」

shp「お願いします」

sm.shp「では、”逃げましょうか”」

全員-sm.syp(えっ?)

sm「お前らが尾行して来る事は出かける前か    ら気付いてた。」

shp「ワイも同じや、スマイルさん、後ろ乗     って下さい」

sm「はい」







そう言って余裕で逃げたつもりのスマイルとショッピさんだったがバイクのタイヤ痕がくっきり残っていた為、あっさり見つかった。

今の二人はと言うと全員で白尾国に来ていて、スマイルはきんときに、ショッピさんはゾムさんに、拘束されて、俺らの質問攻めにあっている状態だ。


が、何を聞いても答えやしない。ならば……


na「あ〜ハイハイわかったよ、答えたくない    みたいだから答えなくていいです!その代    わり……日記は拝見させて頂きま〜す」

sm「あっ、ちょっ、それはっ」

kn「はいはい、大人しくしようね〜、総統様    に逆らうのかな?」

sm「えぇ、ってがいつもお前ら逆らってんじ    ゃん!きんときに関してはNakamuの介    護者だろ!」

そんなスマイルの言葉は無視して俺は全員に聞こえるように日記を音読した。


















日記を最後まで読み終わって二人を見れば顔を真っ赤にして両手で耳を塞いでいた。


それから俺らは二週間ぐらいそのネタでスマイルをいじった。ちなみに我々ださんは1ヶ月いじったそうだ。

二人の日記は俺のスイーツの隠し場所と同じところに入れて、永久保存版となった。




























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