2025.2.22
暖かい彼のすぐ隣で目覚める。
潜り込んでいた布団からもそもそと這い上がり顔を出した瞬間、目を刺す朝日に瞳孔を細める。
丸まって寝ていたため固まってしまった身体を伸ばすと、急に重くなったマットレスがこちら側に歪む。
「ぅん”んっ…なにぃ…?まぶしっ……」
「あ…ぉはよ、ぶるっく。」
「…っもう!なんでまた服来てないの!?おはよう!きんさん!!」
「うるっさ…俺もいま起きたんだって……」
この無駄にでかくて、さっきまで自分が着ていた服を俺に着せようとしているのがぶるっく。
いわゆるご主人様。
俺が人間の姿でいるとき、服を着ていないことをなぜか極端に嫌う。猫の姿のときは着ないのだから、寝起きくらいは許してほしい。
「……ぶるっくの匂いする。」
「っ…もぉ本当にさぁ……///」
よく分からない唸り声を上げながら、ぼすりとベッドに逆戻りする。
本当に寝起きが悪いもんだから困る。
彼に着せられたTシャツ一枚でキッチンへと向かう。どうせ起きてきたヤツに、ちゃんとジャージを履いてくれと言われるだろうな。
うるさい、俺は履きたくない。
寝起きの悪い彼の見よう見まねで朝ごはんの準備をする。包丁が使えなくてもある程度は料理できる。
2人分のトーストとベーコン、卵はひとつ。
それに少しのキャベツを千切って添えれば、完成。もうそろそろ犬みたいに匂いに釣られて起きてくるだろう。
「いい匂い〜、ってさぁぁ、また履いてないの…?」
「しっぽが邪魔なんだから仕方ないじゃん。」
「ねぇ、きんさん……」
「…なに。」
「もう限界。お仕置きしたいんだけど…やってもいい?」
「え、ご飯は…?」
「お仕置き終わったらね。おいで。」
彼がソファに座り、ここへこいと膝を叩く。
背中を向けたら違うと言われ、対面するように座らされた。
Tシャツで見えていないのに、脚を広げたこの体制がなにか恥ずかしい気がする。
するりとぶるっくの手が背中を這う。
最近分かったことだが、彼に触られるのはそれほど嫌なものではない。
けど、今回はなにかが違う。
怖い。
ここにきて数日の頃は、なにが悪いことなのか分からずたまに怒られていたが、俺に手をあげることはなかった。
これからなにをされるのか、恐怖に身体が震える。
「お仕置きっていっても痛いことはしないから大丈夫だよ?」
「でもっ…!」
「不安なら僕に抱きついてて。」
両手をぶるっくの背中に回した。
しっぽの付け根を撫でられて、ぶわりと毛が逆立つ感覚がした。
そのまましっぽを掴んだり毛を逆撫でたり、耳をはんだり気持ちが悪い感覚はするが、これがお仕置きというのか?
「っん”……んぅっ……」
手が離れる。
これで終わり……?
「…ぉ”あっ♡な、なにっ!?」
「ん?お仕置き。」
「やめっ…にゃにっ、こぇっ///」
「やばw…想像以上にえっちだなw」
何度も何度もしっぽの付け根を叩かれる。
だけど痛いわけじゃない。とても優しくとても軽い衝撃が尾てい骨を揺らす。
ほんの数秒、リズムよくしっぽの付け根を叩かれただけなのに力が入らない。
項を垂れ、身体を彼に預ける。
無意識に腰が揺れる。
身体が熱い。
「あーあ、発情しちゃったねぇ♡」
「な、にっこれ…///ぶるっく…たすけて///」
「うん、もちろん♡けど、嫌だったら猫の姿に戻ってね?」
日光のみで照らされているリビングに、くちゅくちゅと水音が響いている。
俺のナカで動いている指が立てる音。
「あ”っ、ぶるっ…!ぶるっく…//」
「なぁに?きんさん。きもちぃ?」
「きもちぃ?…うん、きもちいぃ…////」
「んふふっ、かぁいいね♡ねっきんさん、ちゅーしよ?」
「…ん//」
こちらから鼻を掠めると、人間のキスをしようと口を開けて舌を出させられた。
ちゅうと舌先に吸いつかれたかと思ったら、口内に彼の舌が入り込んできた。
上手く呼吸ができず、徐々に息が荒くなる。
「にぁ”っ!?」
「……ここ?」
「だめっぶる…なんか……おしっこ、でちゃ…///」
「ん?だいじょーぶ♡イキそうなだけだよ。イくって言って?」
「…?いく…いきそう?」
「そう、ちょっと激しくするからいくいくって言って?」
「あ”っ♡ぅ”っ…い、いきそっ…?いくいくっ///い”きゅッッ♡♡」
「イけたね♡イイコ、イイコっ♡」
ふと彼のモノをみやると俺と同じように膨らんでいた。
彼が気持ちよくしてくれたんだ。俺もなにかするべきだろ。
「ぶるっくのソレ…苦しくない?」
「俺っ、なにかできない?」
「……いいの?本当にいいなら、コレの上に座ってくれない?」
痛い、痛い、痛い。
痛みから恐怖から羞恥から涙が出てくる。
先程まで指が入っていたとしても、圧倒的に太さが違う。
入る気がしない。
痛い、これ以上挿れたくない。
「…無理しなくていいよ?痛いんでしょ。」
「っ!やだ!」
「……もっと力抜けない…?」
「むりむりっ…!抜けなっ……」
「…ちゅーしよ?こっちに集中しながらゆっくり腰降ろして?」
みちみちと音がしそうなほど、ナカを割り広げられている。苦しい。
下腹部にぽっこりと出ている部分があるが、きっとこれは彼のモノの先端なのだろう。
「ん”ぅ…おっきい”っ……」
「っ、そーゆー発言やめて///」
「なぁ”っ!?にゃんでっデカくなっ…///」
「無意識!?無意識なの?ねぇ”!?」
「ぉ”っあ”…そりぇだめっ♡ぃ”っグッッ♡♡」
「やばっ///めっちゃ締まるっ♡」
「…ぃ”っ!!」
「!?!に”ぁ”っ!?イ”グッッ〜〜♡♡♡」
ふいにしっぽの付け根を叩かれる。
強すぎる快楽に彼の腕を引っ掻いてしまい、俺の腰を掴んでいた手が外れてしまった。
「あー…とめてたのに結腸入っちゃった……きんさん大丈夫?トんじゃったかな……」
「〜〜ッッ♡♡フーッッフーッ♡」
「お?耐えた?イイコだね♡」
彼のモノが最奥に入っているのが分かる。
欲を搾りとるようにナカが収縮している。
全身が痙攣している。
「ごめんね、動かしたい…もうちょっと耐えて?」
「まって!?むりっ!!俺死んじゃう!」
「死なせないから大丈夫っ!」
「〜〜お”っ!?お”ぎゅっ♡だめ”、まっでぇ♡だめだめだめっ♡♡とま”っ、てっっ”〜♡♡」
気が狂ってしまいそう。
彼に壊されてしまいそう。
猫の姿に戻れば簡単に抜け出せる。
そう、分かっているのに。
「ごめんっ、もーすぐでるからっ…」
「はやぃ”♡い”っ、てる”っ、いってりゅ”っから”ぁ”♡♡」
「…締めすぎっ、ちから抜いて…///」
「むぃ”っ♡♡きも、ちぃの”っ♡とまん”にゃっ〜〜♡♡」
「あ”っやば…///ごめっなかだすよっ…♡」
「ぉ”っだぇっ///ィぐッッ〜♡♡」
俺を絶対に逃がさないよう隙間なく抱きしめられながら、首筋を噛まれる。
彼の欲が注がれている。
「…あ”つ…♡♡」
「ごめん…無理させちゃった…精液掻き出すからお風呂いこっか。」
もっと彼に愛されたい。
もっと快楽に溺れたい。
熱が、欲が溜まっていく。
「やだ……ぶるっく、もっと…もっとちょーだい///」
「もちろん♡ネコ様の仰せのままに♡」
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