僕の名前は羽白星、ただいま絶賛、
命の危機だ。
弱々しいからか、会社をクビにされて今はニートだが、家賃が払えそうもないので実質ホームレスだ。
もう何もかもやりたくない、辞めてしまいたい。
“君っ!危ない!避けてぇ!”
ドシャッッ
鈍い音が辺りに響いた
脳が機能していないのだろうか、もう何も感じない
感情すら、、、
「おい、君寝そべっていて大丈夫なのか?」
目を開けるとそこは…
よく分からない場所であった
「あの、すみません、、ここってどこですかね?」
「ここはプロキオン王国だよ」
「ところで君の名前はなんなんだい?」
いきなり名前を問われた
とりあえず助けてくれたんだし名前ぐらい伝えても良いと思い答えた
「羽白星?なんかすごい名前だな、こんな文字見たこともない、」
どうやらこの国は漢字という概念がないらしい、とにかく死んだはずなのになぜこんな所へきているのか、天国?にしては色々栄えているな、てことはよく漫画やアニメでみる転生というものだろうか。まさか転生した先がこんなよく分からないところとは、まだ言葉が通じて良かったが、これからどうしよう。
「君迷子かな、これからどうするの?」
行くところもない。俺はこの世界を何も知らないのだから
「じゃあうちにおいで!俺一人暮らしだから狭いかもだけど、それで良ければ!」
心底嬉しかった。行先もしれず、途方に暮れるところであったから。
そういえば名前を知らなかった。名前を尋ねると、男はアズミ・ユウと言った。
「星ーお前仕事ないだろー?来たばっかだろうしー」
いきなり仕事の話しか、またクビにされるかな
「俺さぁ、魔殺特攻軍隊ってところ受けようと思ってんだよー一緒にうけないー?」
聞いたこともない職業だった。
どうやら、魔降というものが居て、そいつを倒すのが仕事内容らしい。ちなみに高収入だそうだ。命の危険が伴っているから、、、
まるでファンタジー世界のようだった。
俺は転生するにも、転生先を間違えたのだろうな。
魔降(まこう)
今から少し遡ると、突如悪魔のようなものが降ってきたという
悪魔が降るということで名前は魔降となった。
見た目は個体によって違うらしい。
それぞれ強さも違うという
STEP1⋯見た目は緑で、角が1つ生えている。目は黒く、1番弱い段階
STEP2⋯見た目は赤く、角は2本生えている。
目は青で、2番目に弱い段階
STEP3⋯見た目は紫で、角は3本生えている。
目は黄色で、3番目に強い段階
STEP4⋯見た目は白く、角は2本生えている
背中に棘がズラッと並んでいて、2番目に強い段階
STEP5⋯見た目は黒く、角は1本生えている。
魔降の中で唯一二足歩行である。目は赤く輝いていて、1番強い段階である
魔降は全て最初はSTEP1の状態だが、それぞれ成長し、強くなっていく。
報酬も、STEPが上がるにつれ高くなる。
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