「…」
レコーディングの日。
雨のなか、何枚かの布の上に何も覆い被せず
雨を感じる。
冷たい。蒸し暑い。ちょっと寒い。変な匂い。
沢山の傘の音が響くなか何してるんだか…、っ笑
自分の耳から1番聞こえるのは
自分の心臓の音。自分が息を吐いたり吸ったりする音。走ってる音。髪から雫が地面に落ちる音。
それ以外は何もかもモブ役のような音だ。
それ以外も全部モブかと思ってる。
まぁ…2人以外は、…。笑
だけど、
「君は僕と同じくらい主人公だよっ、笑」
_にゃーん
可愛らしい声を出しながらこちらに向かってくる。
踏まれたらもう死んじゃうくらい小さな生き物だ。人間とは違う。
「今日もね〜、レコーディングサボっちゃったんだ〜ぁ、っ笑」
「まじ、やばいよね〜、っ笑 」
_にゃぁん…、
「はいはい、ごめんなさい、っ笑」
まるで怒ってきたかの様に声を出てきた。
でも、そんな精神等には害はない。
撫でたら許されるんだもの、っ笑
「ほんっとう…、クズだよね…ッ、笑」
コメント
2件
まーーっててんさいですかすきです 表現の仕方まじすき