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「りょうちゃんはほんとに海外でも走ってるよね、ちゃんとシューズ持っていって」
「うん、あ、旅行に持っていくものの話?」
先日放送された番組の一人一人に話を聞く、みたいなものでりょうちゃんが答えてたのを思い出して伝えるとにこにこしながら俺の隣で甘えるようにソファの上、もたれ掛かってくる。
「それでいうとあの固形石鹸ってもしかして僕があげたやつ···?」
「そうだよ、あれ。落ち着くんだよね、いつも使ってるから」
りょうちゃんがこれいい匂いがしていいよってたくさんくれた石鹸を最近愛用している俺はあれがあるだけでどこでもなんだか家にいるようで落ち着く気持ちになる。
「もしかしてって思ってたの、嬉しい···」
「けど、本当に持っていきたいものは他にあったからなんて答えるか一瞬迷った」
なぁに?って見つめてくるのが可愛い。よしよし、と思わず髪を撫でてしまう。
「りょうちゃん」
「んっ?」
「りょうちゃんを持っていきたい」
「んんっ?」
まだわかんないの?
俺が何処かへ行くとき必要なのは一つしかない。
「りょうちゃんを連れて行って、りょうちゃんと散歩して、りょうちゃんの写真を撮る、それが俺のしたいこと」
一瞬で頬が赤くなる、りょうちゃんは、不意にこういうことを言われるとすっごい弱いみたいで顔に出るのが可愛くて仕方ない。
「もぅ···嬉しいけど、恥ずかしい」
「ホントのことだから」
あんまりに可愛いから内緒にしてたこと言っちゃおうかな?
「けどそうもいかないでしょ?そんなときはりょうちゃんの服持ってってる」
「····えっ?もしかしてたまに貸してっていってくるの、それ?」
そう、どうしても1人での仕事のときはさみしくて落ち着かなくて、りょうちゃんの服を借りて持っていく。そしてそれをぎゅっとして眠るとよく眠れるから。
···さすがに、ひいた?
りょうちゃんは真面目な顔して俺を見つめる。
「···もとき」
「···なに」
「次、僕が泊まりの仕事のときは元貴の貸してね。···僕だって元貴の持っていきたいのに、ずるい」
不意打ちに弱いのは俺のほうかもしれない。
笑われるかひかれるか、そんな風に思っていたのに、この反応の方がズルい。
「···元貴?顔赤いよ?」
「うるさい、とりあえず今日は寝かさないからごめん」
「えぇっ?なんで??ぁ、ちょっと···ん···」
そういいながらも俺に身を任せてくれるりょうちゃんを愛して、一回で我慢しようと思ったのにこんな風にちょっと強引なのも嬉しいかも、なんて恥ずかしそうに言うから本当に歯止めが効かなくなったのは···俺のせいじゃない。
コメント
2件
ありがとうございます✨ 💛ちゃんがくれたものだったらいいなぁとか色々考えちゃいました❤️
こちらの勢い❤️💛も好きです🤭 私も固形石鹸、📺️見て、妄想しました🤣