翌日__
大丈夫、大丈夫
そう心にいいきかせて扉に手をかける。
実際は全く大丈夫なんかじゃない
蒼空さん…………まひとさんとは友達になれたけど実際あんな事をしたんだ
周りで見てた人は今どう思ってるかなんて分からない。
少しだけでも見た目をよくしよう
そう思って耳栓を外す。
ガラッ……………
できる限り目立たないように音を小さくして入る。
が
💙「あっ!てるとくんっっ!!」
💖「っ!」
一斉に僕に目線が集まる。
そんな事を気にせずまひとさんはこちらに駆け寄ってくる。
💙「おはよっ!」
💖「あっ………おはよう…ございます……」
💙「敬語いいって〜w」
♡「え…よく普通に話せんね」
♡「まぁいいでしょ、2人がいいなら」
♡「あ〜あの人?蒼空くんのこと怒鳴ったっていう」
♡「そうそう、それで普通にまひとと話してんの、やばくね?w」
♡「え、やば~、私だったら絶対無理~」
♡「知らんけど、蒼空がいいなら別に良くね?」
♡「それな、俺らが割って入る話でもねーし」
♡「いや謝れよって話」
♡「あの態度はちょっと……」
♡「桃川さんも何かあったのかもだし…」
♡「私は話したくないなぁ、、」
嫌でも耳に入る周りの声。
それは賛否両論様々な意見で
でも確かに否の意見が多くて
💖「っ………………………………」
耳を塞ぎたい。耳を塞げない。
唇を噛む。意識が朦朧とする。
💙「ねぇ」
💙「僕の親友を傷つけないでくれる?」
💙「僕が好きで、僕が話したくて話してるの」
♡「…………………………っ…」
💙「…………第一、傷つけたのは僕だし、」
💖「っ………………………………!」
僕にしか聞こえない声量でまひとさんが呟く。
“違う”
そう言いたくても声が出ない。
この教室が気まずい空気になった時
♡「まぁ蒼空がいいなら…」
♡「別に何があったか詳しくは知らねーしな」
♡「そうそう!!別に二人がいいならいいでしょ!」
♡「マジでごめん!!蒼空が嫌なのに話してるかと思って…」
♡「俺もごめん…」
♡「私も…」
💖「え、あ、いや…」
♡「てか!!まひとだけ名前呼びなのずりぃんだけど!俺もてるとって読んでいい?」
💖(くんもなくなった…)
💙「ちょいちょい!!僕だって君付けなんですけど?」
♡「じゃあ私てるとくんって呼ぶ!!」
♡「てかいっそのことこのクラス全員下の名前で呼び合わね?」
♡「強制的すぎwまぁさんせー」
♡「嫌な人はいいけどいけるひとタメいこー」
♡「ありー」
💙「みんな勝手に話進めないでよぉ…」
💙「………………賛成だけど、」
♡「よしっ!てるとは?」
💖(もう呼んでる…………………けど)
💖「いい、、よ?」
♡「よっっしゃ!じゃあタメな!!」
💖「……うん!!」
最初は怖かった。
でも、
根はみんな温かくて
陽キャな所が苦手だったのに
それに救われて
💖(このクラスで良かったなぁ、、)
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💖「、、ねぇ、、まひと、、さん?」
💙「……うん?」
💖「親友、、、なの?」
💙「えっ?!あ、えと、あれは突発的にというか…ごめん!!」
💖「僕は………嬉しか、、った………です…」
💙「!!……じゃあ!!親友!!タメ口でもいいからね!!」
💖「……うん!」
💖「……………………まひとくん!!」
💙「!…………うん!!てるとくん!」
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“ねぇ、■■■?”
“人はね、人同士がお互いを思い合うことで仲良くなれるの”
“貴方は、貴方が守りたいと思った人を守りなさい”
“貴方は、貴方が正しいと思ったことを行動に移しなさい”
“貴方がその時、守りたいと思えた人はね”
“永遠の宝物となる、大切な人だから”
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第一章「親友という存在になるためには」完結。
𝐍𝐞𝐱𝐭➝第二章「新たな季節。新たな存在。」
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プロフィール追加、変更情報➝️️⭕️
【𝐏𝐫𝐨𝐟𝐢𝐥𝐞】
💖てるとくん
桃川てると
新高校1年生。
Bルーム。
遮光グラスとデジタル耳栓は必須
茶色みのかかった黒色の髪をしている。
💙まひとくん。
蒼空まひと
新高校1年生。
Bルーム。
てるとの親友。
誰とでも仲良くなれる明るい性格。
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今回のお話って、クラスメイトがてるとさんを嫌ってお話を続けててもいいなとは思ったんですよ。
でもやっぱり、、根本的な人間としての温かさが全員ないかといったら違うし、
その温かさ故、少し、一時的に間違った行動、言動に走ってしまったことを起こしてみました。
このお話だと、ほとんどの人は、まひとさんが無理をしててるとさんと話してると思ってたんですよ。
だからこそ、まひとさんを守ろうと、そういう優しさ、、温かさから逆にてるとさんを傷つけてしまった。
ただ、根本的な温かさがあったから最終的にはてるとさんとすぐに和解できた。そんなお話です。
これからは、てるとさんの性格も少し明るくなり、クラスメイトと仲良く話している姿も出てくるかと思います
𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮 𝐟𝐨𝐫 𝐰𝐚𝐭𝐜𝐡𝐢𝐧𝐠.
コメント
1件
これからがもっと楽しみだ🥰