2ヶ月後__
💙「あ〜あ、、てるちゃんと席離れちゃったぁ〜、、」
そう横でまひちゃんが口にする。
💖「まぁ2連続で近くなれただけでもいい方だし、、w」
💙「そう考えたいけど、、なんか、、萎える…」
💖「五月病?w」
💙「いや遅すぎwそれなら梅雨で〜とかにしてよw」
💖「確かにそっちの方がいっかw」
今はもう6月。
もう梅雨の季節を迎えて、雨が降らない日の方が珍しい
まひちゃんとは、あれからすっかり仲良くなり、いつの間にか、「まひちゃん」「てるちゃん」と呼び合う仲になった。
…ちなみに、クラスメイトとも相変わらず仲がいい。
💙「でも最近てるちゃん外でメガネ?サングラス?外すこと多いね」
💖「あぁ〜、、最近雨で曇ってるからあんま光がないんだよね、」
まぁ色はあるけど、と軽く付け足す
💙「たしかに、、、、………………僕の気持ちも光がないけど」
💖「なに上手いこと言ってんの…………まひちゃん?」
💙「見て!てるちゃん!!紫陽花!」
💖「へ〜、、」
紫陽花を見るまひちゃんの横に行き僕もそれを眺める。
💙「綺麗じゃない?」
💖「たしかに……」
そこには、青と紫色の紫陽花がたくさん咲いていて、花びらに雫がのってどことなく幻想的な見た目をしていた。
💖「まひちゃん、花好きなの?」
💙「…………………………………………」
💖「まひちゃん?」
💙「っえ?あ!な、なに?」
💖(…………………………?)
💖「まひちゃん花好きなのかなぁ、、って」
まひちゃんのカバンについてるあまり見たことが無い花のドライフラワーのキーホルダーを見つめながら問う。
確か……名前は…………
💙「……うん、好き」
💖「……そっか、」
それ以上は何も言わず、僕は学校へと足を向けた。
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💖「おはようございまーす、」
♡「おはよう〜」
♡「おはよーー!」
♡「おはよ〜」
♡「おはよう……!!」
挨拶をするとみんなが返してくれる。
この光景にもすっかり慣れた
黒板の前でまひとくんと別れて席に着く。
するといつものように周りからの話し声が聞こえてくる。
カチャ、と学校用のイヤーマフをつけてぼーっと周りの話し声を聞く。
ちなみに、イヤーマフやデジタル耳栓は自分からちゃんと耳の話をしたらみんな理解をしてくれた。
優しいクラスメイトで良かったなぁ、なんてつくづく思う。
♡「今日さ、○○がさ___」
♡「え〜なにそれw」
♡「んね、放課後遊べる?」
♡「いいよ〜どこ集合?」
♡「ね、もうすぐ始まるよね?」
♡「え?なにが?」
♡「いや、あれ、学年合同授業」
💖(………………………………?)
いやなにそれ、聞いてないんですけど
♡「な!てると知ってる?」
その話をしていた2人組が僕に話しかける。
💖「いや……なに、それ?」
♡「ほら、てるとも知らないじゃん」
♡「え〜……あ……姉貴が言ってたような…?」
♡「じゃあ知ってんのお前だけだろ」
💖「そりゃ僕たち知らないよ」
僕たちの声が被る。
それに少し笑ってからまた友達が話す。
♡「なんか、学年全体でグループに別れてワーク?だかなんかやるんだと」
♡「うわ、めんどそ」
💖「へぇ………………」
♡「あ、でも、それぞれのクラスで2人ずつだからその2人組は自由らしい」
♡「お、ラッキー」
💖(よかった…………)
その言葉に安心する。
他のクラスの人とはほとんど話したことがない。
耳の理解があるクラスメイトといれるならまだ大丈夫だろう
💙「じゃあてるちゃんと僕ペア〜〜〜!」
とそこに唐突に入ってきたクラスメイト兼僕の親友。
💖「まひちゃん…………w」
♡「決めんの早すぎだろwまぁおれこいつと組むけど」
♡「当たり前!!」
💙「ねぇ!!てるちゃん組む人いる?僕以外だったりする?僕泣きそう」
💖「いやいや!!今聞いたばっかだし組む人いないし僕はまひちゃんがいいよ?」
その言葉にぱぁぁぁぁっとまひちゃんが顔を輝かせる。
相変わらずまひちゃんは分かりやすい。
💖(……まぁでも)
1番仲がいい人と組めてよかったな、と思う。
少しだけ、少しだけだけど合同授業が楽しみになった。
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プロフィール追加情報➝❌
【𝐏𝐫𝐨𝐟𝐢𝐥𝐞】
💖てるとくん
桃川てると
新高校1年生。
Bルーム。
遮光グラスとデジタル耳栓は必須
茶色みのかかった黒色の髪をしている。
💙まひとくん。
蒼空まひと
新高校1年生。
Bルーム。
てるとの親友。
誰とでも仲良くなれる明るい性格。
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𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮 𝐟𝐨𝐫 𝐰𝐚𝐭𝐜𝐡𝐢𝐧𝐠.
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