──────いえもん視点──────
次の日、めめさんからの命令でAM10時にリビングに集合になった。
お城なのにリビングとかあるのか…と思いながら、地図を見つつ城内を周る
いくら慣れたからと言って絶対に迷子にならないとは言いきれない。それほどまでにここは広いのだ。
俺は地図を見ながら行ったため、迷うことなくリビングについた。迷うことを前提として早く部屋を出たためか、まだ9時30分だ。
大分余裕なため、能力の練習をしておく。レイラーさんのような強い人外には人間が使う銃やナイフなどの効き目が薄いことがわかったからだ。
ここからは俺の予想だが、ランクA以上の強さを持つ人外には効かないという仮説を出した。
そもそも俺はいくつ能力を持っているのだろうか?普通、生物には稀に能力持ちが生まれる。まあ、俺は生まれつきではなく能力者狩りで手に入れた。
普通は能力者を殺しても能力を得ることは出来ない。まあ、そこはめめさんの能力で俺は使うことができている。
まあ、数個…いや、10数個はあるだろう。
今わかっているのは重力系の能力を持っているということ。
詳しいことはめめさんに聞いて確かめよう。
と持ってきた手帳にそうメモを残す。生身の人間がこれから戦っている間に命を落とす可能性は非常に高い。少しでも俺が生きた証を遺しておく。
9時45分くらいだろうか?俺が暇になって緑茶をすすっていると、茶子さんと菓子さんが談笑しながらリビングにおとずれていた。
「え!?私達が1番だと思ってた!」
「おはようございます。いえもんさん」
茶子さんはオーバーに驚き、菓子さんは微笑を浮かべ挨拶をする。
──────言っては悪いが事務的に見えてしまう。
そう思っていると菓子さんの姿に違和感を持つ。
「あれ、羽根生えてましたっけ?猫耳とかがないですけど…?」
今の菓子さんの見た目は初めて会った時と違い、薄いピンク色の妖精の羽根が生えている。透き通っていて、偽物には見えない。
「あぁ…、気にしなくていいわよ」
菓子さんが少し怪訝そうな顔をするとツンとした反応がかえってくる。
俺がなにかしてしまったのだろうか?なんて考えようとしていると、ラテうぱが走ってきていた。
「はい!俺の勝ち!」
「まあ、そういう事にしてあげるよ…」
「はあ?子供扱いすんなよ?」
謎に冷静なラテさんと怒気を含めたうぱさんがものすごい勢いでリビングにスライディングで入室していた。
無駄なところで運動神経を利用している。
6時55分。全員でお茶を飲んだりしてリラックスしたり談笑していると、みぞれさんとレイラーさん、…と、レイラーさんの魔法によって浮かばされながら運ばれているガンマスさんとれいまりさんの4人がリビングに訪れた。
「はぁ…やっぱりこの2人は…」
レイラーさんは続く言葉をため息に変え、肩を落とす。
「まあまあ、間に合ったからいいじゃないですか」
みぞれさんは苦笑しながらレイラーさんに同意しつつ、前向きな考えを話す。
まあ、そうですねとレイラーさんが賛同する。
10時ぴったりにリビングの部屋が開き、めめさんが入ってくる。
昨日怪我したのが嘘のように腕は治っている。しかし、眼帯をつけ、どことなく厨二病感が漂っている。
「あれ師匠その目どうしたんですか?」
めめさんの弟子であるレイラーさんが真っ先に質問をする。どことなく不安げな顔には哀愁が漂っていた。
「あぁ、前回の戦いで負傷したんですよ。ぐさおさんに命令出して帰ってもらったでしょ?あれの代償です。」
なんともないかのように言うが場に漂う空気が重くなる。
「えっと…?それは治るんですか?」
みぞれさんは遠慮がちに切り出し、希望があるのかを聞く。
「治りますよ。天使か神の力なら。」
「は!?神!?」
ラテさんは驚きすぎて机を叩きながら勢いよく立ち上がる。
バァンッと大きな音が鳴るが、その音を気にする人はいなかった。
「神って…!!この世界には早々いないんだぞ!?天使だって俺達の目の前に現れるのは気まぐれだぞ!?」
うぱさんは感情に任せて語気を強める。談笑ならば落ち着けとか言って落ち着かせようとするが、今はうぱさんと同じ気持ちだ。
大切な仲間が目を失いかけているんだ。怒らないわけが無い。
「…メテヲさんに後で治してもらうので大丈夫です。」
「「「あ…」」」
めめさん以外のその場にいた人物全員の声が重なる。盲点だった。そういえばメテヲさんは天使に愛されている。メテヲさんが召喚するならばすぐに了承してくれそうだ。
「あれ?そういえばメテヲさんまだ来てませんね」
れいまりさんは話しながらリビングを見回す。
「あれ!?そういえば!?」
ガンマスさんもあたりを見回す。
「あぁ、メテヲさんは今回参加しませんよ」
めめさんはさらりと告げた。
ここで切ります!新しいスマホ買いました!
あれ?もう報告しましたっけ?まあいっか(?)
でも…年齢制限かけられたので新しいスマホではテラーできません…。なのでいつも通りのスマホで書いていきます!
辞めるつもりはないのでこれからも応援よろしくお願いします!
おつはる!
コメント
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新しい方に制限付けられるの草 私も制限きつくなったけど…