🍄視点
桜の散る季節。
俺は重く感じる足を一生懸命動かす。
今日から高校生
校門の前では俺と同じ新品の制服を着た生徒が沢山いる。
「写真とろーぜ」「同じクラスだ〜!」
うるさいな、、なんて思いながらクラス表を見に行く。
俺は自分の名前を見つけ、教室に向かう。
残念ながら友達といえる人はいないから1人で行く。
🍄『はぁ〜、だる』
独り言にしてはでかい声で階段を登る
すると後ろから急に肩をたたかれた。
反射的に身体が跳ねた俺を見て肩をたたいた謎の人物は少し微笑んだ
🍄『え、だれ?…っすか?』
🌟『これ、落としたよ?』
俺の目の前には紫髪で宝石のように輝いている目のイケメンがいた。
まるでシンデレラに出てくる王子様のような顔立ちだ
俺は何故か心臓がはち切れそうなほどドキドキし、顔がどんどん熱くなっていった。
俺は何も考えられず、その場から逃げ出した。
🌟『え、!?ちょっと待って!』
イケメンは俺を追っかけてくる。
まるで俺がシンデレラで彼は王子様みたいだな
なんて、自分ながらキモイ考えをしてるとあっという間に教室に着いた
後ろを見るとイケメンは追ってきてなく、ちょっと寂しいと思ったが安心の方が勝ちそっと胸を撫で下ろす。
『…ほんとッ、なんなんだよ…』
まだ顔の熱さが消えてなく手で扇ぎながら指定された席に着く
周りはザワザワと話しているが俺はさっきのイケメンが忘れたくても忘れられなく机にもたれかかって目を細める。
🍄『…あっ、どうしよう』
あのイケメンに気を取られ忘れていたが落とし物は渡されてないままだ。
🍄『さいあく…』
物語の中なら、、王子様はガラスの靴の持ち主のシンデレラを探す。
俺がシンデレラの立場なら…あのイケメン王子様は俺を探してくれてるのかな…?
恋する乙女じゃなんか悪い?
コメント
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初見です!!!ゆぺまい最高すぎます...😭✊❤️🔥シンデレラのような2人の物語、続き楽しみにしてます!🙌フォロー失礼します🙌