闇の塊に引きこもって何時間かしただろうか…
俺は泣きつかれて寝ていたらしい。息はしているけど冷たくなったsyuを見て早く手当てしないとと思い、闇の塊から出た。
(パキッ
kz「…」
ym〘kz…〙
kz「hr…手伝って…」
hr「…う、うんッ」
ヒルの手伝いでsyuを手当てして、ベットに寝かせた。syuのベットの近くで椅子に座って何日間も見守った。動く気がなかったから食事は一切摂らなかった。
ラートが何か言いたそうにしてたけど聞く気もなかった。
kz「…」
rt〘kz…ごめんなさい…僕…余計なことしちゃった…〙
kz「……なんで」
rt〘ッ…〙
kz「…なんで…あいつを守ったの…」
rt〘…あのまま矢が刺さってたら…kz…酷いことになっちゃってたから…〙
kz「…」
rt〘kz…本当にごめんなさい…〙
ラートがfuの味方になったかと思ったけれど、俺を守るためだと聞いて少し安心した。
kz「…もう…いい…」
kz「謝るなら…俺の近くにいてくれれば…許す…」
rt〘…うん、いつまでも一緒にいるよ〙
syuを見守って一週間くらいたった。その間俺は全く動かなかったし一睡もしなかった。
kz「…syu?」
syu「…」
朝からずっとsyuの息が無い。セイにも聞いたけど、死んではいないらしい 。
俺はずっとsyuを見ていた。そしたら、誰かの気配がした。
kz「…誰」
rm「…ぁ…えっと…」
kz「…あいつじゃないなら別に誰でもいい」
今はあいつの顔も姿も声も見たくない。
rm「その人…どうしたの?」
そう聞いてきた。こいつ…あいつが返せって言っていたrmか…
kz「お前…rm…?」
rm「…え?…そうだけど…」
kz「ふ~ん…」
今はもうなにもしたくなかった。だから、こいつと会話する気すらなかった。
それなのに口は勝手に動いた。
kz「rm…」
kz「syuが…この前…から…全く起きなくてさ…」
kz「今日…朝から…ずっと…見てたんだけど…息すらッしてなくて…」
出したくないのに涙がでてくる。
kz「俺ッ…syuがこのまま…死んだらッどうすればいいかな…」 (ポロポロ
kz「syuがッいなくなったら…どうやってッ生きてけばいいかな…」
rm「kz…」
吐きたくない弱音が勝手に出てくる。
kz「syuがこんなになったのは俺のせいなのに…」
rm「kzの…せい?」
kz「俺…闇魔法で矢をだしたんだ」
rm「?」
kz「…闇魔法は攻撃系に無条件で呪いが付与されるんだよ」
kz「それが当たったら…呪われて…」
言いたくない情報を勝手に言ってしまう。
kz「光魔法か、聖水で浄化できるんだけど…俺は光魔法が上手くできなくて…」
認めたくない事実を他人に言ってしまう。
きっと…誰かに言いたかった本音がつい出てしまったのだろうか…
俺が全部言ってまたsyuを見つめてると、rmが
rm「fu…使ってたような…」
と言っていた。聞きたくもない名前が出てきたけどその前に光魔法を使えていたという情報に驚いた。けれど、今はあいつを見たくなかったから光魔法を見たことがあるrmに賭けてみた。
kz「rm…魔法使える?」
rm「え?わかんない…」
kz「…使って。俺が教えるから」
rmに口頭で光魔法を教えた。コツを掴むのが上手いからすぐ使えるようになった。
あらかた教え終わって、rmにsyuに向けてやってみてと言った。
rm「ッ…」(パッ✨
kz「…syu?」
成功したような感じがしたけれど、反応はなかった。
失敗したと思って俯いていたらrmがなにか反応した。顔を上げたらsyuが起きていた。
kz「ぇ…syu…? 」
syu「…?」
kz「起きッ…な…でッ…」(ポロポロ
______________________________
長い夢から覚めた時に目の前には泣いている主人がいた。
目の下に隈がついていてこの前よりも痩せこけている。
そんな主人の状況を見て俺は始めて動揺した。
syu「ッ!?」
kz「グスッ…起きたッ…起きッたぁッ」
syu「💦」(オロオロ
kz「ぅあッ…グスッ」
泣いてしまったけれどいつものように抱き寄せて落ち着くまで背中を撫でた。
syu(ギュッ(抱
syu(ナデナデ(背中
kz「ッ…」(泣
どうやら本心は本当に子供だったようだ。
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