テラーノベル
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シャロン「殺人?」
プレストン「あぁ、プレイケアで既に研究員が数名殺されてる……」
プレストン博士は頭を抱えてそう言った
最近、研究員の死体がゴミ袋の中に入った状態で見つかるらしい
けれど上層部の人間は殆ど心配なんてしない
手と足がたりればそれでいいからだ
シャロン「……犯人の予測は付いてるんですか?」
プレストン「んッ~…それが全くでねッ…ポリポリッ……」
プレストン「シャロンくんも職員時代で心当たりはあったりしないかいッ?」
シャロン「……(心当たり…」
私は知っている
あそこに居る狩人のことを…
レオ「…ニコ……」
笑顔をいつも貼り付けた
不気味な男
シャロン「…なんですか?レオさん」
レオ「ん~?相変わらず子供達が好きだなぁってニコ」
彼は今も尚
あのプレイケアで
子供たちのそばで戦っている
私はそんな彼が時々
レオ「………ギュッ…」
シャロン「……」
幼い子供のように見えた
そもそも何故ここを嫌うのかすら
彼は1度も教えてくれなかった
私もそれで承諾していた
利害一致関係に近しい関係
いらなくなれば捨てればいい
レオ「君は酷い人間だねクスッw」
シャロン「……酷い人間でも…心はありますよ」
レオ「……心があったらなぁに?」
レオ「君が見殺してきた事実は変わらないでしょ?」
シャロン「……貴方は…貴方は私よりいつもずっと生きづらそうですね」
レオ「……」
レオ「……は?」
シャロン「あら、意外ですか?」
シャロン「…子供達を見る時の貴方の目は……」
シャロン「…人はよく過去と重ねるそうです…自分の味わった辛さ…幸せを…忘れない為だそうですよ……」
暗い夜の仕事場で
2人の男女が見つめあっている
レオ「……そう…そうかもしれないね…ニコ」
レオ「…僕は過去を忘れられない…グッ……」
レオ「…忘れられないって…苦しくない……?ニコ」
シャロン「…人なんて…そんなものでしょう……」
シャロン「恥ずかしい事がすぐに頭から消されるなら、誰も黒歴史やトラウマなんてもの作りませんよ…カタカタッ……」
レオ「……シャロンくんはあるの~?wそうゆうの…クスッw…」
シャロン「…ありますよ、手の本数じゃ足りないくらいです……」
レオ「ふ~ん…そっか…w」
シャロン「……レオさんはあるんですか?」
私は彼を見つめた
彼は逃げるのが上手い
だから私は話す時いつも彼の目を逃がさない
レオ「………」
レオ「…君にはどう見えるの?」
レオ「僕は過去に縋る哀れな人間に見える?」
シャロン「……えぇ…」
シャロン「……過去に囚われていない人は…カツカツッ…」
初めて彼の本当の顔を見た
過去の話を聞かなくても
彼が辛い過去をもっているという
事実を知った
シャロン「……スッ…(海みたいな瞳……」
レオ「……なに、僕の顔触って…パシッ!」
腕を上へ持ち上げられた
彼の力は思ったよりも強い
レオ「君が僕の何を知ってるのさ…僕のッ……」
シャロン「…知りませんよ、ただの勘です……」
レオ「……僕は君の兄弟じゃないよ…」
シャロン「……そうですね…知っていますよ……」
シャロン「……貴方が私の弟でないことくらい…」
レオ「…弟?」
シャロン「……いたんですよ…私と血の半分繋がった子…サラッ…」
まだ願っている
私は神に縋り続けている
本当は心の奥底で分かっているのに
シャロン「きっと…今も何処かにいるならあなたと同い年ぐらいの……」
レオ「バシッ!」
レオ「…もう一度言うよ…僕は君の弟じゃない…ジトッ……」
遮るようにそう言った
我に返って私は手を引っ込めた
シャロン「…すみません…少し出しゃばりましたペコッ…」
シャロン「忘れて下さい、貴方に詮索を入れる気はさらさらないので…安心して下さい…カタカタッ…」
彼と長く話したのはその時だけ
彼は翌日からまたいつも通りに戻っていた
シャロン「(…やっぱり…貴方は…」
レオ「~~~~。ニコ」
シャロン「……何が不気味よ…ボソッ…」
不気味だなんて言葉で終わらしていい
レオ「ジトッ……」
シャロン「…どれだけ憎悪を抱いてるのやら…ボソッ……」
人間を被る嘘の化け物
その化け物と協力関係な私も
もう人ではないのだろう
フリーナ「…えッ?私と勝負…?」
教室から生徒が出ていく
その中で私と彼女のふたりだけが残った
コマンセ「うん、私が勝てば私の言うことをなんでも聞く」
コマンセ「君が勝てば君の言うことを聞く…悪くないだろう?ニコ」
フリーナ「…何をッ…何を企んでいるのッ……ギュッ…!」
彼女は嘘つきの目をしている
いつもいつも
赤い瞳の奥底は読めない
コマンセ「ん~?それはないしょ♡」
フリーナ「じゃあやらないッ…私貴方が好きじゃないって前々から言ってるよねッ…!グッ…!」
フリーナ「ふざけなんてしてる場合じゃないッ…ボソッ……」
コマンセ「…私は本気だよ、フリーナ」
その声が私に届く
出ようとする私の足が無意識に止まる
フリーナ「勝負をすることがッ?w」
フリーナ「はッ!馬鹿げてるねッ!相変わらずッ…ググッ…」
コマンセ「……フリーナ、最近君の様子おかしいよ」
コマンセ「君はそんなに……」
コマンセ「そんな冷静さを失うようなことしなかった」
フリーナ「ッッ…!!」
怒りが込み上げてくる
何も知らない
何も現状を分かっていない
無意識な人の言葉が
耳障りで仕方ない
コマンセ「それに((((((」
フリーナ「うるさいッ!!ガシャンッ!」
フリーナ「アンタに何が分かるのッ?!ガシッ!」
コマンセ「ちょッ…!」
フリーナ「私のッ!私の何がわかるっていうのッ!!」
フリーナ「なんッッッにも知らない癖にッ!」
フリーナ「見てないくせにッ!!」
コマンセ「…フリッー…ナッ…?」
フリーナ「嘘をつくのが上手なアンタは分からないッ?!」
彼女は涙を流していた
私の胸ぐらの力は弱まることなく
ただ強くなる一方
フリーナ「あんたはいつだってそうッ!!」
フリーナ「喧嘩だって止めに入るだけでそれ以上は何もしないッ!!」
言葉が漏れていく
隠していたものが零れていく
フリーナ「正しいことを言うけれどッ!ポタポタッ…」
苦しいと叫べれば
私たち人間はどれだけ身軽になれるんだろう
フリーナ「アンタなんかッ…!スッ…!」
コマンセ「ッ!!」
フリーナ「アンタなんかッ!!バッ!」
感情なんてなければ
神様がこんなもの作らなければ
ミミ「パシッ!」
フリーナ「ッ?!」
ミミ「お友達に暴力を振るっちゃ…ダメだよ……ニコ」
フリーナ「離してッ!!バシッ!」
こんなクソみたいな世界なんてなければ
ミミ「ちょッ…?!力強ッ…!」
コマンセ「………」
こんな居場所なんて無ければ
ミミ「ミスディライトッ!ミスディライトッ!」
ミミ「緊急用のスイッチを押してッ!」
ミミ「フリーナッ!落ち着きなさいッ!フリーナッ!!グッ…!」
フリーナ「ぁあ”ぁああ”ぁあッ!!」
全部全部なかったら
コマンセ「…ぁッ…フリーナッ(((((」
フリーナ「キッ!」
何もかも誰かのせいと言い聞かせた私が…
フリーナ「嫌いッ!大嫌いッ!!ポタポタッ…」
mb「〜〜〜ッ!!」
ミミ「〜〜〜ッ?!」
フリーナ「あぁ”ああぁ”ッ!!ポタッ…」
コマンセ「……ッ…フリーナッ…」
フリーナ「〜〜〜〜ッ!」
私は貴方が嫌い
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コメント
5件
ハート500から830にしましたッ 皆さん…後は頼みます…バタッ
いやぁ…フリーナチャン…可哀想過ぎる(;_;)ミミチャンも参戦ッ!!?一瞬コマンセ誰かな?って思ったけど…ミスディライト先生の事だったって改めて分かった(*´ω`*)
フリーナちゃん…っ! 感情凄いな……