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「あれ、何、どこ」
起きると知らない駅のような場所にいた
「出して!だしてよ、」
僕はひたすら出口のかん板の矢印の方向へ走る
「あれ、またここ?」
かん板を見てみると0の文字がまたあった
これ、ループしてる
どうしよう、何か書いてあるけど読めない
ドス君がいたら教えてもらえるんだけどなあ
「何しているんです?」
後ろをふり向くと、ドス君がいた
「ドス君!これ読んで!」
ドス君はかんばんをじっくり見つめた
「ほう。」
ドス君は矢印の方向に歩いていった
「何だ、此処」
シグマ君が増えた。
どういうこと?ドス君も何も教えてくれないし
「分からない、けどさっさと帰らないと」
僕はまた走った
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も
その度にかんばんが0になる
「もう、いやだよ、」
何度くりかえせばゆるしてもらえるの、?
「いいんじゃないですか?
此処から出なくても」
解ってる
此処から出てもあるのは辛い現実だけだって
「そうやってまたお前は私達を見捨てるんだな」
見捨てて何て無いよ、
「貴方を庇って死んだ僕達の苦痛、分かります?」
嗚呼、覚えているさ
骨の砕ける音、原型を留めていない顔
毎晩夢見る
「此処では三人一緒に居られる
お前だって虐待から逃げる必要もなくなる」
辛い記憶なんて、現実なんて
大嫌いな自分何て捨てて身を委ねてしまおうか。
「うん。分かったよ」
二人が異変だと知って居ながらも、僕は戻れなかった。
演じよういつまでも、あの頃にも後ろにも戻れないから
都合が良い夢から醒めるのは