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幸せな夜を迎えられたようで何よりですな。
「は、初めてであれ?」
「だって一応年上だし···それにしてあげたかったから色々調べて···だめだった···?」
困ったように眉がハの字になっている先生に愛おしさしか感じなくて嬉しくて焦った自分が恥ずかしい。
「嬉しすぎた。それに気持ちよかった···だから、次は俺の番ね?」
「ひぁっ?」
先生と体勢を入れ替えてベッドに押さえつけてその首筋に唇を這わせる。
ちゅぅ、と吸うたびに震えていて声をあげる。
先生のズボンの中に手を入れるとちゃんと反応してくれていることが分かって嬉しくなる。
ぬるぬるを押し付けるように撫でると先生の反応は更に良くなっていった。
「や、きもちいい、声とまんないっ、ん、はぁっ、ぅっ、んっ」
「先生、可愛い。もっと聞かせて、どこが気持ちいい?好き?教えてよ」
「んっ、わかんない···全部きもちいい、若井くんの手もキスも···」
目を瞑り、俺の手に感じ入りながらキスを強請られる。
最後までするつもりはなかったのにまた下半身は熱くて先生の中に入れたい、という欲求が苦しい。
「ぁっ、もう···で、ちゃいそうだからっ···とまって···」
「だめ···?」
「···最後まで、してほしいから」
「俺だってしたい、けど···準備とか···」
「しておいたから···だからお願い···若井くんが欲しいの」
顔は真っ赤で瞳は潤んでいる先生のその言葉が本当なのか、俺はそこにそっと指を這わせる。
熱くて、とろっとそこが濡れているのが分かった、 ほんとに先生は俺とこうしたいと思って準備してくれてたんだ。
「大好き···俺も涼架さんが欲しい」
「僕も大好き···きて」
ゆっくりと押し当てていくと、そこはキツイけど俺を受け入れてくれる。
「んっ···あっ··· 」
前に触れながらゆっくりと動かすと先生が俺にぎゅっと掴まる。
気持ちよさを感じてくれているのかなと思ってそこにとんとん、とあてる。
「んっ、そこっ···きもちいい···ぁっ」
「俺も、気持ちいい···」
「すきっ、すき···いきそう、わかいくんっ···」
「うん、いって、俺もっ···」
あっと言う間に限界が来て、薄い膜ごしに先生の奥で達してしまった。
その少しあと、手の中に温かいものを感じた。
「先生···俺、めちゃくちゃ幸せ···」
「僕も幸せ···本当に」
「せ···涼架さん、好き」
「ふふっ、いいよ、先生でも···若井くんに呼ばれる“先生”って響きも好きだから」
身体を綺麗にして2人で布団に潜り込む。俺の腕枕の中、先生が俺にぴったりとくっついて心地良い。
「そういうこと言うの可愛すぎだから。···最初会った時はこんなに好きになるなんて思いもしなかった···」
「どっちかというとウザい、とか思ってたでしょう?」
「ゔ、まぁ···あ、けど第一印象は綺麗な人だなって思ったよ」
「ほんとに?僕は···声をかけた時からなんかほっとけなくて、心配でまた会いたいと思ってた。そしたらほんとに会えるんだもん、嬉しかったよね···」
先生の声が小さくなっていく、静かな部屋で伝わる鼓動と体温だけを感じる。なんて心地良いんだろうか。
「好きって言ってくれて気づいたけど、若井くんが心配で家に行ったときも、僕が住むところがなくなって心細かったときも泣いた夜も···若井くんに惹かれていた気がするんだ···好き、大好きだよ···」
静かに眠りについた先生を抱きしめなおしてしっかり毛布で包む。
先生の告白に答えたら泣いているのがバレてしまいそうで我慢していた涙が溢れた。
満たされて、幸せで、きゅっとなる気持ち。愛おしいこの人を大切にしてあげたい···ずっとずっと。
心地よくて静かであたたかい夜が更けていった。