私はいつも通り朝起きるためにスマホで設定したアラームを止めて眠たい目を擦ったあとベッドから出た後、そのままカーテンを開き窓から太陽の光を浴びることで今日の活力を蓄えていくとともに朝の挨拶を交わすことにした。すると隣に住んでいる人が窓を開いていたため自然とその人物とも顔を合わせることになりお互いに軽い挨拶を交わした。そして相手の方が私に向かって微笑んでくれたため私の方でも自然に微笑むことが出来たから本当に良かったと思っており何より相手が笑ってくれたことで安心出来た。その人は昨日知り合ったばかりの人でまだ名前さえも知らないのだが、これから仲良くなりたいと思えるほどの人だったりしたわけである。そのため私は今日も良い一日になりそうだなと感じると共に相手の方はどう思っているんだろうとふと考えた結果、少なくとも嫌われていないとは思うけれど果たしてどのように思われているのかが心配になってしまい思わず口に出してしまった。するとそれに対して彼は少し戸惑う素振りを見せながらこう言ってくれた。
「……いやー、えっとまあ普通に接してくれたらいいよ。あんまり無理しなくても構わないし、俺のことは気にしないでくれても問題はないからね。とりあえずそういう事でよろしく!」
そう言われたことによって自分が余計なことを考えていたということがすぐに分かり申し訳なく思った。しかしそのような言葉を掛けてもらえたことによって気分的に楽になることが出来たためか少しだけ嬉しさを感じてしまい、つい表情が緩みそうになったのを抑えることで精一杯になってしまっており結局は上手く取り繕うことなんて出来ず彼に見られていることもあってか変な行動を起こさないようにする努力が必要となってしまい結果的には失敗だったと言わざるを得ない状況になってしまったわけだ。しかしその彼の行動のおかげで多少なりとも心に余裕を持たせることが出来ていたためか今現在こうやって考えることが出来ていたのだが本当にありがとうございますと言うしかないし、彼はその優しさを自覚することなくこのような発言を行ってしまったために僕は何が何やらと混乱するしかなく困惑してしまう結果となってしまったことは否定出来ない事実なのだから何も言えなかったりしたんだ
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