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明日は若井と付き合って半年記念か…
同棲をしている若井に記念日は何をしたいか聞きに行こうとした時、
ブーーッッ、ブーーッッ、
1件の着信
応答すると相手はマネージャーだった。
《夜遅くにすみません。急なのですが出張が入りました。かなり急ぎだそうなので今夜中に到着お願いしたいです。》
出張か、、、
『期間は?』
《1週間ほどです。》
…まじかよ、記念日祝えねーじゃん、
すると若井が階段を降りてくる足音が聞こえる。
『どしたの、若井』
「…だれ、?」
『マネージャー。出張だって。』
「え、。出張なの?」
『なんかね。急に入ったんだって。』
「そうなんだ。
…いくの?」
『そりゃね、行かない訳にはいかないでしょ?』
「…だよね、」
『じゃあ、もう出るよ。』
「うん」
『1週間くらい帰って来れないと思うけど、』
「そっか、。」
『寂しい?』
若井にそう問いかけると
「…当たり前。」
と俯きながら答えた。
そんな若井がとても愛しくて、若井の唇にそっと口ずけをした。
ちゅ、と浅いキスをした後、舌を絡めて濃厚なキスをした。
「んっ、ちょ、、もときっ、、」
少し経ったところで口を離した。
少し潤んだ瞳の若井に俺は言った。
『…続きはまた今度ね』
そう言うと若井は
「……ばか。」
と真っ赤な顔で言った。
そして
「いってきます。」
そう言うと若井は何も言わずこちらに手を振った。