テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
続き
sn視点
僕はこれから皆さんに謝らないといけないことがあります 。
ある日 、 親友の好きな人 、 らっだぁさんから消しゴムを借りました 。
ぺいんとさんがらっだぁさんから消しゴムを借りたあの日から 、 ぺいんとさんの元気が無くなり 、 学校にも来なくなったからです 。
消しゴムのカバーを外してみると 、
そこには達筆で僕のイニシャル 、『S』にも見えそうでしたか 、 ぺいんとさんの出席番号
の 、 『8』と書いてありました 、
これが理由だ 、そう気づきました 。
その次の日 、らっだぁさんがぺいんとさんの家に行ったと聞きました 。
でもすぐに追い返されたそうです 。
そんな彼を 、影で見てました 。
凄く落ち込んで 、その場で立ち尽くしていました 。
そこですぐに抱き締めてしまえば 、彼を手に入れて 、親友が1人になる 、そう考えました
それでも 、良心が咎めました 。
その場から逃げるように帰りました 。
次の日の放課後 、ぺいんとさんの家に行きました 。
「らっだぁさんが好きなのはぺいんとさんです」
そう伝えました 。
その場で泣いてしまいそうでした 。
逃げるように帰りました 。
それが自分の精一杯でした 。
次の日 、ぺいんとさんが登校して来ました 。
昼休み 、らっだぁさんから
「ぺいんとを校舎裏に呼び出して欲しい」
そう言われました。
快くOKしたものの 、心の奥底では反対していました 。
約束を破る事もできました 。
でも 、それでも 、彼のあたたかい笑顔のために 、教室から見送りました 。
彼の背中が遠ざかっていくほど 、涙が溢れてきました 。
小さい頃からずっと一緒 、何をするにも一緒だった彼のことが堪らなく好きでした 。
僕が同性愛者と伝えた瞬間幻滅されるのが怖くて 、告白もできませんでした 。
彼がそんな事をすると思えないのは分かっています 、でも可能性はゼロではありません 。
そんな事を考えているうちに 、他の人に取られてしまいました 、笑
こんな感じで 、僕の謝罪を終わります 。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!