「元貴、最近ハーフパンツだね。」
おはよう~とスタジオに入ってきた大森は最近お気に入りなのか膝丈くらいのハーフパンツを穿いていた。
「うん!可愛いでしょ?」
「(可愛い自覚)…やっぱり あったんだ。」
「ん?」
「いや!なんでもない!てか、足のアザ、本当に日本列島みたいだよね。」
そう言って、藤澤は大森の左足を覗き込む。
「でしょ?お気に入りなんだよねー。」
いいでしょ?とニコニコしながら少し足を上げる大森。
「あ!そうだ!確かカバンに…」
大森のアザを見て何かを思いついたのか、横に置いていたカバンの中をガサゴソと探し始めた。
「あ!あった〜!」
取り出したのは小さいラインストーンのシール。
「この前、メイクしてもらった時に余ったからメイクさんに貰ったんだよね。」
「え、なに?」
「ちょっと足貸して?」
藤澤は大森の左足を持ち上げると、自分の膝の上に乗せた。
「?」
「んーこの辺かな!」
そう言うと、大森のアザに一枚シールを貼った。
「なにこれ?」
「この辺が長野かなって思って印付けたの!」
「えぇーやだぁーー!」
足に貼られたシールを見ながら文句を言う大森だが、その顔はとても嬉しそう。
藤澤は心の中で、素直じゃないとこも可愛いな~と呟いた。
そして、そのまま貼られたシールを取る事なく過ごしていると、ギターの練習をしていた若井に呼び止められた。
「元貴、足にゴミ付いてる。」
「え?ゴミじゃないし!」
そう言って少しほっぺた膨らませる大森は、いい事思いついた!と言う顔をして、テーブルに出したままになってるシールを取りに行き、若井に渡した。
「若井も貼っていいよ!」
「え?」
はいっ!と左足を上げて片足立ちになる大森。
左足を支えるように掴む若井。
思っている以上にもちもちした感触にドキドキする。
大森はそんな若井を他所に、シールを一枚取って渡した。
「若井はこの辺ね!」
そう言って、藤澤に貼られたシールの右下辺りを指差す。
「え、ああ、うん。」
若井は何も分からないまま、大森の言われた通りに指定された場所にシールを貼り付ける。
「んふふ~。かわいい~。」
大森はシールを貼られた足のアザを見て、ニコニコと満足そうに笑うと、そのままレコーディングブースに消えていった。
若井は心の中で、よく分かんないけど可愛いのは元貴だよ!と呟いた。
彼らは今日も仲良しです!
-fin-
コメント
5件
コメント失礼します! もっくんのハーフパンツかわいいですよね!お話神すぎます!
ほのぼのもちゅきです~~❤︎