やってくで〜
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rbr side
父「おい、ロボロ!!!」
「早く起きろ!!!」
rbr「っ……」
父「シャオロンはもう行ったぞ!!!」
俺とシャオロンは双子だ。
だが、俺とシャオロンは圧倒的に違った。
昔から身体が弱く、中学に入った今でも小学校を合わせ、数回しか学校に行ったことない俺。
逆に昔から風邪すらもひかない強い身体を持ち、勉強も運動も出来る、皆から好かれやすいシャオロン。
両親は身体が弱い俺を虐待していた。
正直に言うと、学校に行けない理由は、半分は身体の事だが、半分は……親が「行くな」と言っていた。
俺の身体には虐待の傷がありえない程ある。
親はそれを知られたくないらしい。
しかし俺には、助けてくれる人が居ない。
シャオロンはって?
親は、シャオロンの事が好きだ。
俺への愛がない代わり、シャオロンへの愛は大きかった。
親はシャオロンに嫌われたくないから、シャオロンがいない時間に俺を殴った。
もちろん、俺もシャオロンには言わない。
シャオロンは巻き込みたくない。
だって、シャオロンは俺にとても優しくしてくれるんだ。
テストの前の日だって、学校に行ってない俺に勉強教えてくれた。
ノートもプリントも見せてくれた。
「俺の大事な双子の弟やもん!!」ってシャオロンはいつも、俺の部屋に来てくれた。
親がいない時はご飯とかも作ってくれて、俺が寂しい思いをしないようにって、ベッドの横にある椅子に座って、俺と喋ってくれた。
どんな時も俺の傍にいてくれた。
そんな兄に迷惑なんてかけたくない。
でも、どこかで助けて欲しいって思ってる自分がいる。
言ってもないから、気づく訳がないのに……。
頭痛と吐き気が少しするが、そんな事言っていられない。
そそくさと服を着替え、リビングに行く。
父「おい、ロボロ、おせぇぞ」
rbr「ご、ごめんなさいっ……」
母親はどうやら仕事でいないようだ。
すぐにリビングに向かい、朝ごはんを作り始める。
10分ほどで作り終わり、父親の元へ持っていく。
父「こんなの食えるかよ!!」ガシャンッ
rbr「ビクッ」
父「おい、殴らせろよ!!!」
バキッドゴッガスッ
rbr「ひっ……ぅ、っ……」
我慢我慢我慢…………
いつかこの生活から逃げれるから…………
そんな負の感情が出てくる……
でも、今はただただ耐えるしかなかった……
コメント
1件
rbrにも深い過去があったのか...