rbr side
rbr「いたぁ…………」
父親の暴力が終わって数分。
俺の身体には痣が増えていた。
もうすぐでシャオロンが帰ってきてしまう。
長袖の服を着て、傷を隠す。
…明日は学校に行こう。
友達はいないが、読書していれば問題はない。
そうとなれば、シャオロンに言わなくては……
sho「ロボロ〜!!!ただいま〜!!!」
そんな事を考えていると、シャオロンがいきなり部屋に入ってくる。
相変わらずモラルというものがない奴やな…
rbr「シャオロン、おかえり。」
「学校、どうやった?」
sho「今日も楽しかったで〜!」
「あんな〜モブ男がな〜!!」
そう言って楽しそうに学校であった事を喋っていくシャオロン。
楽しそうな笑顔に安心する。
rbr「とりあえず制服着替えてき?皺になったら大変やろ?」
sho「あ、ホンマや!!」
「…なぁ、ロボロ!」
rbr「ん?」
sho「こっちで宿題とか…してもええ?」
「べ、別に寂しいとかやないんやぞ!?」
rbr「んふふwええで」
きっと俺の事を思って、そう言ってくれてるのだろう。
嬉しいと思う反面、やっぱり申し訳ない気持ちが溢れる。
シャオロンが制服を着替えに行ってる間に俺は机の上を片付ける。
学校に行けないので、できる限り、自分で勉強してるから、机の上は参考書などが沢山置かれているのだ。
シャオロンが勉強してる間、俺も勉強しよう…
少しでも、テストの時に点を取れるようにしなければ。
sho「ロボロ〜!!!」
またもや勢いよく扉を開ける。
俺らは2人で勉強を始めた。
……俺が助けを求めたら、シャオロンは助けてくれるだろうか。
そんな不安がよぎる。
でも、やっぱり巻き込みたくないっていう気持ちが強かった。
sho「…ロボロ?」
rbr「なんや?」
sho「いや、手止まっとるから分からんのかなーって…」
rbr「あ、いや、平気やで」
「そや、明日学校行こうと思ってんねん」
sho「マジで!?ホンマに!?」
嬉しそうに喜ぶシャオロン。
我が兄ながら可愛いなって思う。
rbr「ホンマやでw」
sho「え、じゃ、じゃあ、弁当一緒に食べよな!!休み時間もロボロのクラス行くからさ!!!あ、あと、放課後、コンビニとかよろ!!あ、ファミレスの方がいい!?」
いきなり捲したてるシャオロン。
俺が学校行くだけでこんなにも喜んでくれるのかと、心がホッコリする。
当たり前か…学校どころかあまり外にも出ない俺だもんな。
rbr「んふふwどこでもええよ、シャオロンが行きたいところ行こ?w」
そう言った瞬間、シャオロンは勉強をやめて、明日どこ行きたい!などの話を始めた。
コメント
1件
2人の会話めっちゃ尊いですわ()