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※木兎光太郎の夢小説
※キャラ崩壊注意
※原作とは関係ありません
「」→夢 『』→木兎光太郎
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今日は、雲ひとつない快晴でとても天気が良かった。でも、そんな景色が私には皮肉に感じた。
午後2時、電車に揺られながら彼との待ち合わせ場所へ向かう。
待ち合わせ場所に着くと、既に彼の姿があった。
「光太郎...!」
『あ、夢!久しぶりー!俺めっちゃ会いたかった!』
「ちょっと静かにしてよ笑」
彼の声は大きくて、とても笑顔だった。まっすぐ素直に気持ちを伝えてくれるところが昔から大好きだった。
『早く入ろーぜ!』
「うん!笑」
『ーーーー。ーーーーーーw』
「ーーーーー。ーーw」
光太郎と喋ってると嘘みたいに早く時間が過ぎる。こんな時間がずっと続けばいいのに。
『....ぇ、ゆめ、夢!』
「あっ、ごめんどうした?」
『さっきから呼んでるのに!』
そう言って彼は口を尖らせて拗ねる。
「ーーーー。ーーーw」
『ーーーーwーーーー。」
話している間に、辺りはすっかり暗くなっていた。
「光太郎、もう少しだけ時間ある?行きたいとこあるの」
『おう!行こー!笑』
私は光太郎をある場所に連れていった。何分くらい歩いただろう、多分10分くらいだろう。でも私にとっては、とても辛くて長い時間だった。
『ここ!...懐かしい!笑』
「...そうだね笑」
そう、光太郎を連れて来た場所は初めて2人で遊んだ場所。そして、光太郎が私に初めて”好き”を伝えてくれた場所。2人の思い出が詰まった大好きな公園。
冷たい夜風が私と光太郎の間を通る。私は、そっと口を開いた。
「...別れよう」
ゆっくり、彼の目を見て微笑みながらそう言った。目にたっぷりと溜まった雫を堪えながら。
『...え?』
『なんで?俺...なんかしちゃった?』
「違う、光太郎は何も悪くない」
『じゃあ...じゃあなんで、俺...別れたくない!』
そういう光太郎は今までにないくらい辛そうな顔をしていたけれど、光太郎なら私との時間なんてすぐに乗り越えられる。
「私は、別れたい。ごめんね。今までありがとう」
そう言って私は、来た道を足早に引き返す。湿った頬に夜風が当たってとても冷たかった。