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「わらっといてね」: usky
※一部曲パロ(「あいして。」)
ky ↬ 「 」 us ↬ 『 』 rt ↬ 〈 〉 gt ↬ [ ]
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今日は何も用事がなく、一人でだらだらと過ごそうと思っていた矢先。キヨが突然押しかけてきた。
「よっ、来ちゃった」
『いや、別にいいけど…何もすることねぇよ』
「ははっ…ただ話したかっただけだよ」
『意味わかんね』
「まぁまぁ、話そ」
『はいはい、』
数時間経ち、もうそろそろキヨが帰る時間になった頃のことだ。
「好き、」
『え、』
「……ぁれ、俺今なんて…」
『いや、好きって…』
「ぇ、あ…え…っ……”」
キヨは俺の方を見ながら絶望した顔をしている。何が好きなのか分からないから焦ることは無いんだろうが、これはきっと…
『俺に対しての…「好き」、なんだな』
「…ぁ、ごめ…ごめんなさ、」
キヨは情緒が不安定になってしまったようでついには泣き出ししてしまった。
『えちょ、泣くなって…俺なんも言ってねぇし…』
「ぁ、そう…だった、ね」
キヨは安心した顔をした。でも、これからキヨは…またあの顔に戻ってしまうのか…?嫌だと思っても…俺は、
『…でも、ごめん…キヨ』
「ぁ、…ごめん、そうだよね……そうに、決まってるもんね、?(笑」
『…いや…大、丈夫』
「ね、うっしー」
『なんだよ』
「俺が居なくても、”わらっといてね“」
『…何言って、』
「”ばいばい”」
『…?あぁ、”また”な…』
その翌日、TOP4の撮影が会った為気まづい気持ちを抱えながらも撮影を始めた。いや、始めようとした。
『うぃす』
〈うわ、遅刻魔来たよ〉
[あ~、ほんとだ笑]
『変なあだ名つけんな』
『てか、キヨは?』
〈え、なんか体調崩したからまた今度って連絡来たけど…うっしー聞いてないの?〉
『……は?』
俺の鼓動がドクンと分かりやすく鳴る。頭に響きそうなほど大きい音が、鼓動に鳴った。
[俺は来てたよ。なんかわざわざ個人だったけど…]
〈俺も同じ、個人で来た〉
『俺だけ…?』
[そ~、っぽいね]
〈え~、でもキヨくんそんなうっしーにだけしないとかあんま無くない?〉
[確かに]
俺が会話に入らないまま会話は進んでいく。
[うっしー?どこいった?]
『えっ、あ…ごめ…ちょ、っと…ぅん』
〈これ大丈夫なやつか?〉
[流石に違うでしょ]
〈どーする?今日無しにする?キヨくんも休みやし…〉
[そうした方がまぁ、うっしーにも良さそうだね]
〈なら今日は実況撮るのやめにして、普通にダラダラいつも通り話そ~〉
[りょーかーい]
それからとは言うものの、俺はショックやプレッシャーなどで押し潰されそうになった。だって…きっと、いや…俺のせいで今日はキヨが居ないんだ。…相当、ショックにさせてしまったんだろう。かと言っても俺には思いを寄せてる異性が居るのだ。誰にも言ってないけど…そのせいで、キヨを傷つけた。俺が断ったから。
『あぁ、クソ…』
〈うお、急に話し始めたかと思ったらそんなお口悪いお言葉を…〉
『うるせーなぁ、キヨのことだわ』
[キヨ?なんで今更…]
『…なんか、もう…俺の前に現れてくれ無さそう、つーか…消えていきそうで…』
〈そんなわけないでしょ~、キヨくんの事だよ?気にしない気にしない〉
[レトさん辛辣だね…]
〈えー、こんなのいっつもいじってんじゃん〉
[まぁ、そうだね…でも俺もうっしーが言ってることわかるなぁ、]
『え?』
〈どういう事?〉
[キヨって普通に体調不良で休みはするけどそれだったら全員に言うはずでしょ?]
『まぁ、な』
[でも今回はうっしーにだけ連絡が入ってなかったわけじゃん]
〈そうだね〉
[なら、うっしーとキヨになんかあった訳じゃないの?]
ガッチさんは俺達の事情を分かっているように話していた。もしかして、キヨはガッチさんに相談でもしてたのか?でもそんな素振り…
[キヨ、うっしーに片想いしてたし]
その言葉を聞いて心臓がドクンと大きく鼓動を打つ。今日で何度目だろうか、流石に怖くなってくる。
[そうでしょ?うっしー]
『ぁ、』
〈この反応は、そうっぽいね〉
『っ、』
[…きっと、キヨは戻ってこない]
『え』
[振られたら実況者なんて辞めるって言ってたんだよ]
『なんだよ、その意味わかんねーもん…』
〈そっか、もう…会えないんか〉
[…声掛けたら会ってくれるとは思うけどね]
『じゃぁ、なんでそれを俺に言ってくれなかったんだよ…』
[言わないでって…言われてたからさ…(笑]
『なんだよ、クソ…』
本当は断りたくなかった。元はと言えば俺だってキヨのことが好きだったから。でもそんな恋心は叶うはずがないと捨ててしまった。というよりこの恋心を紛らわす為に異性に好きな人を作ったのだ。我ながらに最低なヤツだ。
〈ね、うっしー〉
『なんだよ…』
〈なんで…断ったの?〉
[ぇ、っ?]
〈うっしーだって…キヨくんのこと好きだったんじゃん…〉
[どう、いう…]
『あぁ、そうだよ…好きだ。今だって…あいつのこと忘れられねぇんだよっ、(泣』
俺は分かりやすく涙を流し泣く。声でわかるくらいだからレトルトだってガッチさんだって分かってるはずだ。
『あぁ、クソ…なんで、なんで振ったかなぁ、っ』
[…呼ぼうか?ここに]
〈え、〉
『呼んだって来てくれねぇだろ』
[じゃあ、俺の作戦聞いてくれる?]
ガッチさんの作戦というものはキヨを呼び出す代わりに俺は退出するということだ。でもそれだと意味が無いからレトルトと電話を繋ぐ。そしてキヨの話を聞いてから俺が入る。その前に多分俺は声出すだろうけど…まぁ一応ミュートにするがな。
「…ガッチさん、」
〈キヨくん…〉
「レトさん、ごめん…俺、」
〈…キヨくんが悪い訳ちゃうのに、なんで実況者辞めるなんて、〉
「けじめ、つけたかったんだよ」
『っ…』
[…キヨ、まだ…諦めきれてないよね]
「そりゃそうでしょ、まだ一日しか経ってないのに」
〈あ、そっか…〉
[まだ、諦めたくないよね]
「そんなん言ったって俺にはもううっしーに会う資格なんてない…」
[なんでそう思うの?]
「俺の勝手な片想いだから」
〈なんで、そう決めつけちゃったの?〉
「え?」
『…なぁ、キヨ』
「!」
キヨは俺の声を聞いて退出しようとする。でも俺は引き留めるように声をかける。
『俺も…好きだよ』
「……えっ、」
『あん時、断ってごめん。キヨに迷惑かけると思ったし…キヨの気持ち、信じれなかったんだ』
「なんでよ、なんで…今なの?」
『…わかんねぇ、俺だって…もっと早くいいたかった』
「だからなんで!」
『勇気がなかったんだよ!お前と一緒で!俺なんか、俺なんかがお前の隣にいていいのかって…思っちまったんだよ、』
「…そっか、じゃあ勝手に決めつけてたんだ」
『そうだよ』
[〈…〉]
「俺ら、勝手に決めてすれ違ってたんだ…」
勝手に相手の気持ちを決めつけて、勝手に失恋して…苦しんでた。
『…こんな俺でもいいなら、』
俺はドアを開ける。キヨの家のドアを。俺もキヨの家によく行くから合鍵を渡されていた。その鍵を使って、思いっきりドアを開けた。
「!?」
『付き合って、くれますか!!!!』
「…っ!」
キヨからの返事がない。え、ちょっと待ってこれで失敗とか_
「俺からも…お願いしますっ、!!!(泣」
キヨのパソコンから、俺のスマホから聞こえてくる俺とキヨの声。エコーのように聞こえるが今はそんなことどうでもいい。やっと、自分の気持ちに背けず向き合えたのだから。
〈よかったね〉
[そうだね、どうなるかと思ったよ…]
〈それはそう、〉
[でも、何事もなくてよかったよ]
〈家に押しかける以外はね〉
[まぁ、うん…]
俺は、俺たちは二人の声なんて聞き入れずに抱き合っていた。
〈おーい、二人共~…戻ってこーい〉
『ぁ、わり…ちょっと待ってくれ』
[〈「?」〉]
俺はキヨの方へ向き、キスをする。
「…はっ!?“//」
『ははっ、かわい…』
こうして、俺の恋愛はぐちゃぐちゃだった形を純粋で綺麗な形に戻ったのだ。
『ありがと、キヨ』
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無理矢理感酷いです。ごめんなさい、結末どうしようか迷ってたらこんなのになりました。強引にしてごめんなさい~~~~~~!!!💦💦💦💦💦💦💦💦💦💦
次回 ↬ いえない!(🔞)
コメント
9件
はい、?うーん、んー、うん、はい お世話になりました ((死