第1章 始まりの心霊相談所!?
学校の帰り道、事故に遭った。
それしか覚えていない。目が覚めると、そこは知らない学校の前だった。
私は混乱した。確かにさっきまでバスに乗っていたはずだったのに、今は知らない景色が広がっている。
(ここはどこ?わたしは死んだはずじゃ……)
戸惑っていると、突然隣から声が聞こえた。
「あの、何かお困りですか?」
声をかけてきたのは、銀髪に十字架のピンをした小柄な女の子だった。
同じ歳のように見える。制服を着ていて、ここの学校の生徒らしい。
「えっと……迷子になってしまって……」
さすがに「さっき死んだのに、なんでここにいるかわからないんです。」と言うと相手を混乱させてしまうと思った。
とりあえず迷子になってしまったという設定で話を進める。
「そうだったんですね!私黒神心霊相談所っていう所で働いている、三途川ハカっていいます!」
「私は菜々緒アンです。よろしくお願いします。」
と挨拶をした。その子がいうに、この近くに心霊相談所があるらしく、私を保護してくれた。
「あの、菜々緒さんはどこから来たんですか?」
と、質問された。急なことで少し戸惑う。
「えーっと、遠いところから来ました。多分……。」
「そうなんですね。では、数日心霊相談所に泊まっていくのはどうですか?」
三途川さんからそんな提案をされた。
「いいんですか?私がいると三途川さんや相談所の皆さんに、迷惑をかけてしまうと思うんですけど……」
「全然大丈夫だと思います!少し騒がしいくらいなので、落ち着かないかもしれないですけど」
そう言って、彼女は苦笑した。きっと賑やかなんだろう。その、黒神心霊相談所というところは。
(行くあてもない私を気遣ってくれているし、信用できる人たちなのかも)
私は三途川さんを信用しようと思った。
「それじゃあ、お言葉に甘えて。これからよろしくお願いします。」
「こちらこそ!それと、敬語はやめませんか?これから少しの間、一緒に暮らすんですし!」
私は確かにと思った。これから暮らしていく上で、多少の信頼は気づいておく必要がある。
「じゃあ、ハカ。これからよろしくね。」
「うん!よろしくね、アン!」
私は、こうして私は唐突ながらも、黒神心霊相談所の数日間のメンバーとなった。
ということで、第1章はここで終わりです!
あんまり上手にできていないと思うんですけど、がんばって書いてみました!私は書くのが苦手なので、結構短いんですけど、楽しんでいってもらえたなら嬉しいです。まさかのハカちゃんとアンちゃんの出会いが急展開!波乱な第2章、ぜひ読んでみてくださいね。それではまた、お会いしましょう。読者の皆様に、幸運が訪れますように。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!