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列島創意工夫展
No.1 新しい事
#都道府県ヒューマンズ
第二次世界大戦中。
日本。私の兄である。そんな兄がいる私は今日、パラオの元に遊びに行った。
どうやら密かに、密かに密かに小さい国の化身の間では、”子供を作る”ことが流行りらしい。
正直私の父は、流行に乗れる程甘くなく、厳しく、良くも悪くも優しい。人間ができているのはいい事だろうが、真面目、硬い頭。
…そんなおぢが、こんな流行に乗るとは思えない。パラオには甘いらしいが、
「面倒だ」
これで一刀両断され却下に違いない!
そこで、今日会ったことをふと、兄さんとの食事中に口走った。
少なく水で膨らんだ米が、黙々と自分の口に勝手に運ばれていく、自分の腕だというのに、いつからかやる事をやるだけのモノになってしまった。
「兄さん、パラオがさ、子供作る事が今流行してるんだって〜。」
「知ってます」
「えぇ、どんな事で」
「仕事場のおじさんが。
『日本様も今のうちに作れば、将来お国が立派になって、より化身が上に立てますよ』
らしいです」
まぁ確かに?
今のうちに作れば、将来兄さんの国内での仕事はいい感じに収まるはず。
「兄さん、乗る?」
「この流行に?」
「んふふ。まぁね!」
なんていう会話はいつしたか。
焼け野原と化した広島を、瓦礫の上に座り、ただ眺めた。死んだ目で。
父の葬式があった。父は、自ら切腹して…
葬式と言えど、あまりいい服装は出来ずに…
あの時話していた私の妹は
『人間じゃなくなった』
わからない。私の中の世界。その地下奥に木箱にしまわれている。空襲で大怪我を負ってから、目覚めてはいないはずだ。
「最近の流行は、三種の神器 ですかね。」
妹だったモノが入った木箱を父の墓前に下ろし、そう呟く
三種の神器と父が聞けば、何と言うか。
「八咫の鏡」「草薙剣」「八尺瓊勾玉」
そういうのではなく、一種の家電
今我が日本は、その話題で持ちきり。東京などの主要都市には三種の神器 就活を目的に人があ 溢れかえる。
子供か…
産むか
子育て日記
騙された。
こんな汚いやり方があの時流行っていたのだったら、確かにわかる
「お”ぇっ…」
作り始めてから数日。体が悲鳴をあげている。どうなってんだ。
しばらく「子育て日記」も書けそうにない。
「で…きた…
産んだ…」
本当に成功したのか?
内臓みたい。肉の塊のような私の子供がピクピク動いてる。
身を整えてから布団に飛び込む。
「いっった…ぃ…ぃぃ…ゔっ。」
まだ痛みが染み込んでる。
早速その塊を抱いてみるとする。
ベチャ…
「血まみれですが…?」
「容体は安定しています」
(本当かよ…)
返事をしたのは妹の体をした側近。
最善を尽くして手術した結果、人工知能みたいになってしまった。
「東京〜?」
「はい。」
「今日からこの子も同じ都道府県ですよ。
あなたが指導してあげてください。」
初の出産から何年か経った
今回の子を産んだは良いものの、体が非常に弱い。甚大な火傷を負っている。
こんな事は初めてだ。
「今後の生活に影響は出るんでしょうか…」
これからが非常に心配だ。
今日も世話を任せてる。
「いいんですか?大阪さん達に世話を任せて。」
「同じ西日本です。何があった時、すぐ動けるでしょう?」
「静止係が福岡さんしかいませんよ?」
「その時は、同じ中国地方がなんとかしますよ。」
「おーい!こっちや!はよ来い!」
「…」
「なんや〜…乗れない奴やな。」
最近あの子が喋ることが増えた!
感動した!
育児日記 2に続く
コメント
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おお!なんかすごいことになってる!だいたい誰がたれかわかった!
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