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ジェラシーってやつ。えっちなのはちょっとだけ。暴力表現は台パン程度なものです。
お気をつけください。
(次はAホールか… )
事務所の廊下を歩きながら集合場所を確かめる。
今日は収録があって朝から起きなきゃなんなかった。最悪。
(はぁ〜ねみぃ…)
そう思いながら歩いていると少し前の方から楽しそうな話し声が聞こえてくる。
(ん..?あの顔は…)
ロレ「かなえさん?!」
イブ「おーローレンじゃん」
かなかなより先にいっしょにしゃべっていたイブに返事される。
ロレ「え、なにイブもいんの?」
イブ「んーそだよ」
ロレ「謎メンツじゃない?なんかあんの?」
カナ「いや、普通にすれ違って、たまたま」
イブ「そ、久しぶりじゃーんってなったダケ」
ロレ「へー、。あ、俺行くわまたね 」
イブ「おーまたなーローレン」
イブいんのかよ。
数日後
(今日は会議室Cね、了解っと)
スマホのメールを確認し、ゆっくり向かう。
ちょっと時間に余裕があるのだ。
(ん…?あのポニーテール、叶か?)
ロレ「叶さーん?」
ズハ「おーローレンじゃん」
ロレ「は?くっさんいんの? 」
ズハ「おい先輩だぞ。」
ロレ「ごめんごめん笑」
ロレ「くろなん?これ」
カナ「そう、2人で休憩してるとこ」
ロレ「へぇー事務所にこんなくつろげるとこあったんだ」
ズハ「今度ローレンも来なよ」
ロレ「うん、いくわー。じゃまたねー 」
そう言って現場を後にした。
また数日後
(今日は総合Dの小教室ね、)
事務所の廊下を歩いていると、男3人に囲まれてる叶がいた。
(はぁ、またかよ)
なかなか2人きりになれないことに苛立ちながら話しかけようとする。
すると
モブ「え〜なんでー、来て欲しいんだけど〜」
カナ「いや、でも恋人とかは、ちょっと」
ん?なにこれ、もしかして合コン誘われてんの?叶さんが?許せねぇ…。
ロレ「叶、ちょっとこい。」
カナ「ぇ、ローレン??ちょっ、腕引っ張んないでっ」
痛い痛いと喚く叶を無理やり近くの空き部屋に連れ込む。すぐにドアを閉め、壁に叶の体を押し付ける。
勢いよく叶の後ろの壁を片手で叩きつけ、ドンッッッという音がなった。
「お前さぁ、何人男侍侍らせたら気が済むんだよ、あ?」
「ぇ、ぁ 」
ちょっと動いたら顔が触れそうな距離まで叶に近づく。
「おい黙ってんじゃねえぞこのビッチが」
と罵倒すると、俺の3センチ下で震えていた叶は見上げている瞳を潤ませた。
「っっ、ふっっ…ぅう… 」
「おい泣くなよ…泣かせたいわけじゃないんだけど」
泣き出してしまった叶にやさしく声をかける。
「….っっ、ん〜〜〜;;; 」
叶は下唇を噛んで、涙をこらえようとしていた。
「ごめん、泣かせたかったわけじゃ…でも叩いちゃったのは悪かった、ほんとに、ごめん」
俺は正直、泣き顔を見せられると弱い。今までの怒りの気持ちは涙をみてからどこかへ行ってしまった。
「なぁ、、、泣き止めよ、悪かった、酷いこと言って。」
叶が俺の胸で涙をふく。涙と鼻水の湿度が泣かせてしまったという事実をより反復させる。
しばらくして息を整えてから、叶はゆっくり喋り出した。
「…んん、いいよ。許す。誤解されるようなこと話してたし、スタッフさんに絡まれて断りきれなかった僕も悪いし。。。」
は?誤解?なんのことだ?
「っでも、ローレンが思ってるようなことじゃなくて、あの、」
叶は下を向いてから勢いよく俺の前に顔をあげた。
「っさっきのあれは、ローレンを合コンに誘ってほしいっていうお願いされてたの!それで断ってて…、その前はローレンとイブがくろなんのコラボで呼ばれてて、その話し合いしてただけだし、っほらローレンはよく会うから、急ぎで伝えなくていいよねってなってて、、、っだから、たぶん全部勘違いしてるだけ!…なのにぃ…っ」
一気にしゃべってしまうと、かなかなは両手を顔にもっていってまた泣きじゃくってしまった。
…はやとちりしちゃったのか、俺が。。。
「ごめん、叶。俺、余裕なかった。最近忙しくて、叶ともあんま会えなくて、それで男と
楽しそうにされたから、ついカッとなって。
ほんと、悪いとこだよな…俺の。」
目の前でまだすすり泣く叶をぎゅっと抱きしめる。
「ごめん、、かなかな」
「….うん」
首に手をまわして抱きしめ返された。
そうしたまま、何分たったのだろうか。お互いの誤解はなくなったものの、久しぶりすぎてなかなか離れ難い気持ちになる。
「ローレンいい匂いする。」
「かなかなもするよ、他の男が嗅いだらイチコロだろうな」
「ローレンだけだよ、かげるの。だって首にしかつけてないもん。」
「ぎゅーしたときしか香らないってこと?」
「うん♪そうだよ」
「けっこう鼻声なおってきたね、さっきまでないてたのに」
「ローレンが大きい音出すからだよ」
「怖かった?笑」
「怖かったよ…ばか」
「ねぇ〜その『ばか』は反則ー。可愛すぎる。顔みたい」
「やだ恥ずい」
「はぁ〜これから収録とかやってらんねぇ。ずっとかなかなとこうしてたいー」
「だめ!お仕事行ってきて!もうハグもおしまいね」
そう言って離される。
「わかったよ、また会おうねかなかな」
「うん、連絡する」
そういったのを聞いて、いつのまにか結構ヤバくなった集合時間に間に合うよう、全力疾走で走りだす。途中、考え直し爆速でトイレに寄ってから総合Dへ向かった。
Fin
【追記】身長差について
非公式wikiでは🔫175cm、🗝️176cmとなっていますが、一部の情報ウェブサイトで🗝️178cmと記載されていたものを都合よく採用しました。よって、誰がなんと言おうと身長差は3cmとなります。