「あいつ…また、むちゃしたみたいだな〜 記憶にならないと良いけど…」と考えていると、気が付いたら自宅に到着していた。僕がドアをそっと開けると、いつも開いている寝室の戸は閉まっていた。すると、僕は背後から何か近ずいて来ることに気が付いたが、時すでに遅かった。僕は、そのまま階段で倒れてしまった。空には、満月と星が輝いていた。次に僕が目を覚ますと、満月も星も無くなっていた。空には、太陽が登っていた。「あぁ…僕昨日、急に睡魔に襲われてここで倒れたんだった 痛った!接骨院に行くべきレベルだな…」と僕が独り言を言っていると、聞き慣れた男女の声が聞こえてきた。動かない体にむちを打って窓から外をのぞくと、ミイラ人間と河合さんがいた。「ピンポーン」チャイム音が家中に響き渡った。玄関のドアにチェーンを付け、恐る恐る開けるとそこには赤いミイラ男がいた。「どちら様でしょうか?」「おいおい、寝言は寝て言えよ 比叡」僕は、込み上げてくるものに耐えられなかった。「むちゃしすぎなんだよ 何度も何度も僕たちのことを不安にさせないでよ」と、僕は泣きながら京介を説教した。僕は、後ろで涙を流しながら僕を笑っていた河合さんを見逃しては居なかった。そして、僕らは高校の制服を着て、ぴえん公園の桜の木に登り記念写真を撮った。
奇跡先生の中学三年生を最後まで読んでくださり、誠にありがとうございます。それでは、高校一年生編でお会いしましょう