『セバスチャ〜ン♡ 』
またこいつだ。もういい加減にして欲しい。
オレはずーっと我慢してきてやってるのに。
こいつは自分のことを何一つ悪いと思ってない
そこが腹立つんだ。
『ね、セバスチャンってば!聞いてるんでしょ?』
☼『あぁもうなんだよ…』
『えへへ〜、おはようセバスチャン♡ 』
そういった後、アイツ何してきたと思う?
ちゅっ
オレのおでこにキスしてきたんだ。
『おはようのキス♡これから毎日してあげるね♡んーっま♡ 』
オレに投げキッスまでしてきやがって…
可愛い…可愛すぎる…
あっ…何考えてんだよオレ!!正気を保て!
『ん!』
「え、なんだよ…」
『セバスチャンもキスしてよ!』
「ヤダ。」
『やってやってやって〜!!』
『してくれないと泣くから!いいんだね?!』
駄々こねるなよ…
オレは仕方なく…仕方なくだ!ほんとに!
キスしてやることにした。
ただしちょっとイタズラ混じりで。
ちゅっ
「…え?!」
オレはおでこじゃなくて直接口にしてやった。
ははっ!ざまぁみろ!
そう思った瞬間、オレはキスしたことを後悔した。
☼『…何をしている?』
こいつだけには見つからないようにしたかったのに…
☼『ランダル、説明しなさい』
あ、良かった…怒られるのは俺じゃないっぽい…
『わかんない…でも…でも…!』
まずい…泣き出した…!
『キスしたから子供出来ちゃうぅ…うわぁぁぁん…』
…は?いやいや、こいつ5歳児じゃないよな?
☼『よしよしランダル、キスしただけで妊娠はしないから安心しなさい。』
あ、良かった…兄の方はまともで。
☼『赤ん坊はカラスが運んでくるんだ。』
え、そこ普通コウノトリじゃない?なんでカラスなの?
まぁとにかく怒られずに済みそうだからいいか…
@『セバスチャン。どこに行こうとしてるんだ?』
「ひぃっ…」
@『私の弟を泣かせたこと…反省しなさい。』
@『ニェン、ニョン。』
◼『はいご主人様。』
『はいご主人様。 』
@『セバスチャンを躾してあげなさい』
◼『はい。』
『仰せのままに。』
オレは2人に引きずられて…
ついたのは何一つ物がない個室…
え、もしかしてオレ詰んだ…?
◼『お前があのクソガ…ん”ん”、ランダルに手を出すのが悪い。』
『あんまり痛くないようにはします…でも加減できなかったらごめんなさい…』
それからオレは5発くらい殴られて鼻血が出た。
おい…水色の髪のやつ…加減するって言っときながらいきなりアッパー食らわせてくるやつがいるかよ…
くそ痛いし…ピンク髪のやつは散々腹殴ってくるし…2対1だけどもうこれリンチじゃね…?
はぁ…こんなことになるならキスなんてしなきゃ良かった…
まぁ…好きなやつとキスできて幸せだったからいいか…
…って誰が好きなやつだよ。ほんと…もう…
コメント
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ニョンがアッパー!ww想像出来ませんwww