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WTBL短編?集

2 - sm×br 帰ってきたら…(2)

♥

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2024年04月02日

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sm side

元気な彼がいなくなった部屋は、物静かで寂しく感じた


sm「本でも読むか」


誰ともなしにそう呟く

ソファに深く身を沈め、本を手に取り、静かに頁をめくっていった




空腹を覚え、窓を見ると、いつのまにか日は高く昇っていた


sm「Brooooock、そろそろお昼に…」


そう言いかけ、口をつぐむ

スマホを見ると新着メッセージが届いていた


br『スマイル!お昼ごはん冷蔵庫に入ってるから、チンして食べてね~!』


sm『あぁ、ありがとう。』


彼にそう返信し、キッチンに向かう

朝はあんなに駄々こねてたくせに、お昼はちゃんと用意してるもんだから、

ほんとは演技だったのでは…?

と少し疑ってしまう


冷蔵庫を開けるとタッパーに入ったおかずが、所狭しと並んでいる

一体いつこんなに作ってたんだか…。

タッパーをレンジに入れる

ふぅ…出来上がるまで、少し目を休めるか

そう思い、リビングに行き、ソファに体を沈め、瞼を閉じた




チンという軽快な音がし、俺はキッチンへと向かう

タッパーをレンジから取り出すと、美味しそうな匂いが周囲に広がる


sm「いただきます」


彼のご飯はいつも美味しいのに、今日は何故か、味が薄く感じた


sm「はぁ…早く帰ってこいよ、Brooooock」


朝別れたばかりなのに、もう会いたいと思っている自分がいる


あと2日、俺は耐えられるのだろうか…。

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