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sm side
元気な彼がいなくなった部屋は、物静かで寂しく感じた
sm「本でも読むか」
誰ともなしにそう呟く
ソファに深く身を沈め、本を手に取り、静かに頁をめくっていった
空腹を覚え、窓を見ると、いつのまにか日は高く昇っていた
sm「Brooooock、そろそろお昼に…」
そう言いかけ、口をつぐむ
スマホを見ると新着メッセージが届いていた
br『スマイル!お昼ごはん冷蔵庫に入ってるから、チンして食べてね~!』
sm『あぁ、ありがとう。』
彼にそう返信し、キッチンに向かう
朝はあんなに駄々こねてたくせに、お昼はちゃんと用意してるもんだから、
ほんとは演技だったのでは…?
と少し疑ってしまう
冷蔵庫を開けるとタッパーに入ったおかずが、所狭しと並んでいる
一体いつこんなに作ってたんだか…。
タッパーをレンジに入れる
ふぅ…出来上がるまで、少し目を休めるか
そう思い、リビングに行き、ソファに体を沈め、瞼を閉じた
チンという軽快な音がし、俺はキッチンへと向かう
タッパーをレンジから取り出すと、美味しそうな匂いが周囲に広がる
sm「いただきます」
彼のご飯はいつも美味しいのに、今日は何故か、味が薄く感じた
sm「はぁ…早く帰ってこいよ、Brooooock」
朝別れたばかりなのに、もう会いたいと思っている自分がいる
あと2日、俺は耐えられるのだろうか…。