ざわざわと周りから雑音が聞こえる。

どうせまた私を見ているんだろう。

弱肉強食。世界の掟。

何時からだろう。

私は自分を見たくなくなった。

お父さん譲りのこの髪も、

お母さん譲りのこの瞳も。

もう、全てを投げ出したかった。

陽キャが陰キャを食す世界。

私の居場所は家だけだった。

何時からか、授業以外は

教室の外で過ごしていた。

息がしやすかった。

何でも出来る気がした。

でも、何事も何時か破滅が訪れる。

私の居場所に陽キャが来た。

『神』なんてのは居ないらしい。

終わった。

🤍[こんな所で何してるの？]

あがり症の私に声をかけてきた。

それとなく返して終わりにしよう。

💜[…別に。こんな見た目の奴よりそこらの人とつるんでおいて下さい。]

🤍[…どういう意味？]

冷たい声だった。

💜[ぇ]

心がえぐれた気がした。

大抵の人は怒って離れていくのに。

でも違った。どうしてだろう。

💜[変な見た目だからです]

嘘は言っていない。

周りから言われてきた事だ。

🤍[…そんな事で避ける様な人間じゃないんだけど]

[それに…

それを綺麗だと思う僕の目は節穴ってこと？]

💜[…は？]

初めてだった。

褒められることなんてなかったから。

その人は私の全てを受け入れてくれた。

『カミサマ』だと思った。

髪に白が混ざってるのも、

目の色が左右違うところも。

それを含めて綺麗だと言ってくれた。

それからその人の隣で

落ち着ける様になった。

あれから月日が経って

私はグループに入った。

みんな優しかったし、

何より私の『カミサマ』がいた。

それはどれほど嬉しかったか

言葉に表せない。

未だ私を綺麗だと

思ってくれているようで

それは私にとって

嬉しいという名の砂糖だった。

💜[…というのが出会いですね]

💧[凄い…(？)]

💜[？かもめくん？]

💛[…いや…なんか…]

💜[？]

💛[依存度高くないか？]

💜[あ…()]

これは…やば…い…？

💜[どうしましょう…()]

💧[ん〜…]

[いちいち言葉に反応しないとか~?(適当)]

💜[なる程…？]

💛[…何秒持つかな…ﾎﾞｿｯ]

💜(秒数？？？まさかの？？)

🤍[のき〜！]

💜[！は〜い！]

結果

0秒

💜[…]

そういえばいい忘れたけど

最近なろきゅんと一緒にいると

胸が痛重くなる様な…

頬もほてるし…

また今度2人に聞いてみましょうかね…？

🤍[あ、のき今行ける~?]

💜[あ、は〜い！！]