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緋八_side
佐伯「それでライくんのことどう思ってるの?」
緋八「まぁ、そんな急かさんといて」
「全部話したるから」
佐伯「はぁい…」
緋八「単刀直入に言うと俺はライのこと好きやで」
佐伯「マジ?!」
緋八「うっさいわw 」
佐伯「あ、ごめん」
緋八「別にええけどさぁw」
佐伯「いつから…?」
緋八「ずっと前から」
「自己紹介してから少し話した時に好きになった」
佐伯「思ってたよりも結構前だった…!」
緋八「せやろw? 」
「まぁ、どうやって好きになって行ったか話したるよ」
佐伯「お願いします!」
俺らが初めて顔合わせしたんが二年半くらい前
そのとき妖術を中心に妖魔たちと戦っとる西でたった一人
何も隠さず自分で作った機械たちで戦っているヒーローが居た
その頃はOriensもDyticaも結成されてまもなくて
OriensはまだしもDyticaは結構荒れてた
その中でもメカニック伊波ライはロウやカゲツの標的になっていた
それもそうだロウは生まれてから百年以上妖術で妖魔たちを切り裂いてきて
カゲツは昔からの古い風習が根付いている忍者の村で生まれ育ってきたのだ
西に染まりきっている二人がメカニックしかも西でとなると
変なプライドとも呼べないなにかが邪魔をしたんだろう
ライと必要以上の会話をしない、
ライのことを居ないものとして生活をする
そんないじめと呼んでもいいようなことをしていた
きっと二人はこうでもすればあのメカニックは西から出ていく
自分たちの目の前から居なくなってくれるとでも思っていたんだろう
でも二人が思っていたよりもライは精神が強かった
それもそうだライはロウたちの様な嫌がらせが初めてじゃなかったからだ
なんならその頃ライは本部の人たちにもそのような嫌がらせを受けていた
ライは西でメカニックをするということはどういうことかということを
しっかりと理解しながら西でメカニックをしていた
俺も最近までは知らなかったがこの前ライが話してくれた
ライが西に来てからずっとロウたちにされてきた様な嫌がらせは
切っても切り離すことが出来ないものだったらしい
それに他の人たちに比べればロウたちの嫌がらせは
可愛いものだったのだと
佐伯「え、それで? 」
緋八「話はまだ続くで」
佐伯「あ、はい」
俺もコメディアンをさせてもらっているし、もともと西生まれの身だから
よく分かってたし、 よく知っていた。
生まれの地の古く悪しき風習に毒された者の脅威も嫉妬などに狂った者の脅威ことも
まず西には機械賛成派と反対(過激)派があって
圧倒的に反対派、過激派のほうが多かった
数字で表すと反対(過激)派が八割、賛成派が二割って感じやったかな?
だからきっとロウやカゲツの周りにも過激派しかいなかったんだと思う
だから西でメカニックをしているライのことを異常なほど敵を見るのと近しい目で
少し、いや結構殺意の籠った目で見てしまっていた
そして本部の人たちはきっと昔に自分を否定された人が多かったんだろう
だから自分が、自分の作った物が否定されようとも自分のことを
貫き通すライに嫉妬をしてしまって
物を隠したり、ライの作ったメカを壊したり、メカを作るのに必要な工具を捨てたり
隠したりという嫌がらせをしてしまったんだろう
でも俺はそんなライに憧れたんだ
俺もコメディアンっていう表に出て嫉妬されるような仕事やらせてもらっとるし、
西出身で東に出る時周りの人たちに止められたし、
だからこそライのことをかっこいいって思ったんだ
ライと顔を合わす前は精神がそれだけ図太いんだから
リトみたいにガタイのすごい人なんだろうなんて思ってたら
男性では小柄な体格に、高い声、可愛らしい童顔
パッチリとしていて夕日のように綺麗な瞳
俺が勝手に想像していた姿と真逆と言っていいほど違っていたから
勝手にギャップにやられていた
それでも話してみれば見た目で想像していたように元気に
自分の作ったメカについて話してくれて
少し体に触ってみれば華奢な体からは想像もつかないほどガッチリしていて
訓練などの努力をしているんだなと感じ取れた
そしてその可愛らしい少年のような見た目では想像もできないような毒舌も
初対面だと言うのにときどき見せてくれて
またそのギャップに俺はやられていった
それからずっとその繰り返しで俺は伊波ライという底なし沼にハマっていったんだ
緋八「って感じやね」
佐伯「すっげぇ、文字数が」
緋八「メタいわw」
佐伯「ごめんって」
「でもそんな前からライくんのことが好きだったんだ」
「まぁ、確かに精神と見た目って比例しているように思うよね」
「最初俺マナくんもガタイ良さそうだなって思ってたもん」
緋八「え、俺w?」
佐伯「だってさぁ?」
「コメディアンとかいう陰キャである俺では考えられない」
「仕事してるって聞いたんだもん!!」
「精神力つえぇ…って思ったよね」
緋八「まぁテツから見たらそうなんかもw?」
「てかもう俺のことはええやろ」
「はよテツの悩み事聞かせてや」
佐伯「あ、そうだった」
緋八「自分のこと忘れんなやw」
佐伯「へへっw」
駄作のような気がして来ましたわ…
それではみなさまご機嫌よう♪