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ーー潔sideーー
海外勢との練習が始まって一ヶ月。今日も今日で俺は自分のプレーに苦戦していた。なかなかシュートが決まらず、大っっっっっっっっっっっ嫌いな“クソ”カイザーに煽られながらも、サッカーの日々を過ごしていた。お昼になり、各自、昼食を取ったり、駄弁ったりしている最中だ。突然、テレビの画面が開いた。そこに写っていたのはもちろん「絵心甚八」だ。
絵心『やぁやぁ。休憩中にすまない。とある人物に確認したくてね。』
千切「なんだなんだ?」
氷織「なんやろ・・・」
絵心『潔世一…お前のことがネット上で話題になっているが心当たりはあるか。』
潔「・・・俺⁉︎」
まさかの俺だった。しかもネットで話題って一体何⁉︎SNSとかそういうのには疎いから全くもって知らないんだけど・・・俺はすぐに「いえ、全くなんのことなのかわからないっす。」というと、絵心は少し考えるそぶりをして、すぐにとある映像を共有した。それは一つの動画…一瞬見ただけじゃわからないけど、よーくアカウントの部分を見ると、聞いたことあるような名前が・・・
潔「【ithinan09.soccer】・・・俺の学校のやつじゃん。」
雪宮「つまり、潔くんの学校の人が動画を上げたと・・・しかし何故?」
潔「いや、俺もしらねぇし…とりあえず、確認しなきゃ・・・は。」
黒名「潔、どうしたどうした💦」
絵心『潔世一、なんだ。』
潔「ぃ、いえ!あああああああの‼︎とりあえず、誤信みたいで、間違えたらしいので・・・えっと…とにかく、すぐに消せるようなので大丈夫っす‼︎‼︎」
凪「潔、全然大丈夫に見えないけど。」
レオ「本当に大丈夫なんか?もしかして、そいつに脅されているんじゃ⁉︎」
潔「違うから!ほんと、、本当に大丈夫なんで‼︎すぐにその画面消してください💦」
言えるわけないだろ‼︎さっきLINE開いたら多田ちゃんから「わりぃ、潔💦この前の文化祭での出し物の動画をクラスに送るはずがSNSにまで上げちった。なんとか消すのは頑張っているけど、もう結構広まっているからむずいかも💦本当にすまねぇ。」って・・・待って。文化祭でのって2年7組【ロリ&ショタ喫茶】のだよな。だったらマジでやばい💦💦今ここで流されたら俺の黒歴史が全員に知られてしまう。これだけは阻止せねば‼︎
絵心『慌てているようだが、そんなにも俺たちに見られたくないものなのか?』
潔「そもそも、友人から間違えたからすぐに対処するって連絡が来てるんすよ‼︎だから、絵心さんの手を煩わせることはないんす。ですので、ね‼︎」
カイザー「なんだなんだ?世一はそんなにも俺たちに見られたくないほど、恥ずかしいことをしているのか?w w 」
ネス「なんとも破廉恥な。イエローカードをつけますよ?」
潔「もう、ややこしくなるから黙っててくれねぇかな💢あと、ウゼェから話しかけてくるな、クソカイザーに青薔薇腰巾着野郎💢💢」
ネス「(💢 ゚д゚)はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ⁉︎」
くっっっっっっっっっっっっっっっそまずい💦💦早く・・・早くこの動画をなんとかしなければ。なんとか・・・
ノア「潔世一、何かあってからでは遅い。安全確保のために見せてはくれないだろうか?」
潔「はい、喜んで‼︎‼︎(*♡∀♡人)♥*+(即答)」
氷織「やっぱ潔くんはノアに勝てなかったな💦」
黒名「しょうがないしょうがない…( - - `)」
雪宮「ドイツのマスターであり、かみs、、潔くんの憧れの人物ですから。これには逆らえませんよ💦」
絵心『本人の許可も得られたからなww流すぞ。』
潔「クソガァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎(泣)il||li_| ̄|○ il||li 」
そうしてここからは地獄の時間となった。どうなったか知りたいって?まずは普通にわちゃわちゃしているところからだったんだよ。それで一つの教室について開くと…
潔「にぃに!おかえり♡」(*^^*)
なんとまぁ、必死の覚悟で出したショタボイスが部屋中に響き渡ったわけよ。そこからなんて地獄のオンパレード…
潔「にぃにがいなくて、よっちゃんさみしかった( ; ; )」
「よっちゃん、がんばってはこんだよ‼︎だから…“いいこいいこ”して?♡」
「ねぇね…もうかえっちゃうの?💦」
「はい!あ〜ん♡」
「よっちゃんいいこ?ねぇ、いいこ?」
「バイバーイ!またよっちゃんとあそぼーね‼︎ ^ω^∩“」
「にぃに…だーいすき♡」
俺が生死の境をさまよっている中、周りからはボソボソと何かを言っている声が…だけど、そんなのを聞いている余裕がなく、必死こいてSNSのコメントを見ていた。そこでもこれでもかというほど大量のコメントが・・・
『こんな弟が欲しかった‼︎』
『え・・・尊い🙏』
『潔世一はみんなの弟…良き‼︎』
『よっちゃん、変な人が多いからうちと手を繋いで帰りましょうか(^^)(お持ち帰り&監禁確定👍誰にもわたなぬ…)』
『おまわりさーん、変質者ですー。俺らのよっちゃんが危険ですー。』
『次から“よっちゃん”呼び、確定やわ。』
『very cute♡(とてもかわいい♡)』
『Was für ein Engel. Ich möchte meinen Platz einnehmen. Nein, du musst es tun.(本当に天使だ。俺の傍に置いておきたい。いや、置くべきだ。)』
やばいやばいやばいやばいやばいやばい💦💦もう、こんなの耐えられない‼︎‼︎
絵心『これで終わったが・・・潔世一。』
潔「・・・ハイ。」
絵心『次の配信でこれをy「嫌です‼︎‼︎」…まだ最後まで言ってないだろ。』
潔「ぜっっっっっっったいに嫌っす‼︎死んでも嫌っす‼︎‼︎ノアのお願いでもできないっす‼︎‼︎‼︎」(>□<)💦
國神「すげぇ必死だな…」
凛「・・・チッ。」
凪「え〜、やってよ、潔〜。」
レオ「好きなものいっぱい買ってやるからよ。なぁ?」
千切「よしよししてやるぞ?」
蜂楽「じゃあ、俺はぎゅってしてあげる〜‼︎」
カイザー「おこちゃま世一のためだ。仕方ないから俺さまもやってやろうw」
ネス「クソ世一の分際で…💢カイザーがやってあげるのですよ?光栄に思いなさい。」
黒名「潔、やってやって。」
氷織「これは諦めなあかんとちゃいます?潔くん♡」
雪宮「かm、潔くんにいいこいいこ…( ゚д゚)ハッ!逆もありなのでは⁉︎」
ノア「潔世一…だめだろうか?」
潔「クッ・・・もう、勘弁してくださーーーーーーーい‼︎」
俺はすぐさまその場から逃げた。しかもその直後「よし。今から潔世一捕獲ミッションだ。成功したものは1日潔世一独占権をやろう。」とかふざけたことを言ってやがる(💥¤Д¤)フザケンナ!!そこからは物凄い数の足音が俺を追ってきて、地獄の鬼ごっこが開始となったのだ。
潔「ほんとにもう、勘弁してくれーーー!!!ε=ヾ(;゚□゚)ノ」
⚽⚽おしまい⚽⚽