テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ここ数話ずっと模擬戦ばっかなのでまたカットします。
御本人様には一切関係ございません!!
ymmtさんside
数十分前、体調が悪くなって部屋へ休みに行ったらしいsgiさんの様子を見に行ったら、うなされていて、起きたと思えば”戻ろう”なんて大丈夫なのかな…と思いながらみんながいる第一演習室へ向かっていた時…
sg「…なぁ、ymmt。」
ym「はい?」
sg「…ymmtはさ、さっき模擬戦で俺と戦って…どう思った?」
…どう思った?強かった、とかでいいのかな。でも、sgiさんはきっとそんな言葉を聞きたいんじゃないと思う。どう答えるべきなんだろうな…
ym「…近距離戦に持ち込ませまいとしても、隙を見てすぐ詰めてこっちの反撃の隙を与えないのが本当強かったなぁと思ってるかな。」
sg「…変な感じ、しなかった?」
ym「変な感じ?」
やっぱりなんか変だ…こんな遠回しというか…回りくどい質問なんていつもせず、真正面から言ってくるのに…
sg「……その………」
ym「…。」
sg「……ごめん、なんもない!」
ym「…えっ?」
sg「気にせんといて。変なこと言っちゃった。」
ym「…。」
…最近のsgiさん、本当に変だ。この前言ってた、研究に詰まったからこその例え話も変だったし、最近の行動も変だし…どうしちゃったんだろう…
そんなこんなしているうちに、第一演習室に着いた。
ガチャッ
ym「戻りました〜。」
mn「お、今いいところ……え、sgiさん?」
gn「大丈夫ですか!?」
sg「うん、大丈夫。ありがとな。ところで、いいところって?」
gn「今、2対2にしてるんですよ。」
mn「izwさん、kwmrさん対fkrさん、trskさんの対決です!」
sg「へぇ、一対一じゃないんや。」
gn「一対一だと、回復特化のfkrさんが不利じゃ?ってことで。」
sg「え?fkrって、今では回復特化やけど、実際は戦えるやろ?」
ym「(…あれ?)」
sg「確か秘技術じゃなくて_」
tr「うわっ!!!」
4人「!!」
後方から前で戦うizwさんの支援をするkwmrさん、同じく前で戦うtrskさんを支援するfkrさんという形だったが、izwさんが押しているみたい。
tr「うっ…」
fk「大丈夫。レパラティオ!」
そう唱えると、trskさんの手が赤くなっていたところがすぐ治っていき、赤みがひいていた。
tr「ありがとうfkrさん!」
kw「厄介だなぁ、fkrの力…」
iz「fkrさん狙う?」
kw「狙いたいけど、そこをtrskに狙われたら終わりだし…」
iz「まだ、流れに乗っておこうか。」
kw「うん。」
どうやらizwさんとkwmrさんには策があるみたい。
tr「fkrさん、横からサポートお願いします。」
fk「任せて。ただ、いいタイミングで出来ないかも…」
tr「大丈夫、模擬戦で失敗してもそれを活かせばいいんですから。」
fk「…!うん。」
そうして、前で戦うことが得意なizwさんと、どちらも出来るtrskさんが魔法を駆使して戦っている。後方担当の2人は横からサポートしたりしている。いつも魔物とかと戦う時、雰囲気で立ち回りを自分で考えたり、リーダーの指示で戦うからこうやってはっきり前衛後衛分かれるのは珍しいかも…izwさんはよく前衛をしてるけど、後衛も出来る方だし、trskさんはどちらも出来るし、この戦いどうなるんだろう…
sg「……っ…」
ym「!sgiさん?」
sg「……。」
mn「…?sgiさん?」
sg「…!あ、なに?」
gn「どうしたんですか?ボーッとして…」
sg「…べ、別に何もないで。」
なんで…なんで僕たちに何も言ってくれないの…?そんなに僕たちが頼りないの?そんなに僕たちに頼るのがいや?僕たちが歳下だから?さっき、”隠し事はなし”って言ったら”うん”って返事してくれたじゃんか…
sg「……ymmt、これは俺の問題なの。忙しいみんなの手を煩わせたくないんよ。」
ym「…。」
…ほんと、人の悩みとかは見抜いて解決しようと動いてくれる癖に自分の悩みは一切話さないよね…
…最年長だから、とか考えてるのかな。そんなの、関係ないのに…。
…30分ほど戦って、結局勝負はつかなかった。どちらも魔法を駆使してお互い一歩も譲らない熱い戦いだった。
fk「…筋肉痛になりそう…」
iz「流石にそんな訳なくない?」
tr「まぁ、fkrさんも魔法使ったり避けるために結構動いてましたしね。」
kw「僕も、明日は動けるかな…」
iz「後衛の2人が…」
ym「お疲れ様でした!」
mn「かっこよかったですね!」
fk「ふふっ、そうかな。」
tr「にしても、すごい戦いになったよね。あんなに色んな魔法が飛び交うなんて…」
iz「俺も、久々に色んな魔法使ったな…いつも火の魔法ばっかり使うし…」
kw「…sgiさん?」
sg「えっ?」
kw「…?」
tr「どうしました?」
kw「…いや、今…目が…」
sg「…?」
sgiさんは、首を傾げながら何かを言おうと口を動かしていたが、そこから声が発されていなかった気がした。いや、聞こえなかったのかもしれない。小声だったのかな?
kw「(…今、sgiさんの姿が……………いや、気のせいか)」
ym「(…kwmrさん…今何を考えてたんだろう…)」
iz「…ちなみに、どうだった?戦ってみて。」
fk「やってみて分かったんだけど、基本回復特化だったのに、なんだか魔法で攻撃する方法が身についてるんだよね…なんでだろう?」
kw「!…。」
fk「…まぁ、いっか。」
kw「(…やっぱり、fkrの記憶を奪った奴…元凶のあの男を倒す…そして、あの男が持っていた本を破らないと戻らないか…?)」
fk「…ねぇ、sgiさん。」
sg「ん?」
fk「…やっぱり、俺に魔法を…戦い方を教えてくれない?」
sg「!…前言ったやん。回復を蔑ろにしがちな俺らにとって、fkrの回復はありがたいって。それに、戦うことが全てじゃない。傷のある人を癒すことも大切やない?」
fk「…そう、かもしれないけど…でも…!」
sg「余計なこと考えないでええ。いいな?」
fk「えっ…」
他「…?」
fk「…う、うん…。」
fkrさんは強く断られた当事者だから、そこに気を取られているみたいだけど…僕…というか僕たちはなんとなく、その姿に違和感を持った。いつも、そんな邪険にするようなことは言わない。人が何か努力しようとする姿をみて、sgiさんは特に応援してくれる。それはきっと、長い間研究を地道に頑張っていたからこそなんだと思う。なのに、なんで…。
まるで、fkrさんが強くなることを拒むかのような…
sg「…それで、izwはどうやった?なんとなく、強くなった…まぁ、一回の模擬戦じゃ変わらんやろうけど、何か変わったとか。」
iz「え、あぁ…強くなった、とは思わなかったけど、色々な戦い方が試しに出来て良かったなとは思うかな。」
sg「…そうか。よかったな。」
…あれ?izwさんが強くなる…というか、良い変化があるのは嬉しそう…fkrさんの時はなんだか…嫌そうだったのに…
グーーーッ……
mn「…すみません。お腹空いちゃって…」
gn「あぁ…確かに戦ったし、時間も経ったしお腹も空くかも。」
tr「…わっ。もう12時なんだ。何だかそんなに時間が経った気がしないや。」
sg「なんか作ろうか。」
mn「あ、手伝います!」
gn「僕も!」
sg「ありがとう。じゃ、行こうか。」
そういって、3人は先に第一演習室を出た。
iz「…何だか、最近sgiさんの様子がおかしいよね。」
kw「…うん。」
ym「そういえば、さっきkwwrさん、何か言ってませんでした?」
kw「え?なんだっけ?」
tr「そういえば、sgiさんの方を見てさっき何か言いかけてたような…」
kw「………何か言ったっけ……?」
あれ…?確かに何か気づいたようなこと言ってなかったっけ?目がなんとか…言ってたはず…
…まぁ、本人にとって些細なことだったから覚えてなかったのかも。それならいっか。
でも、それでも違和感は拭えなかった。sgiさんの違和感ある言動が…。
fk「(…そういえば…trskが…”sgiさんはスパイじゃないか”って言ってたよね…ただ、trskは”あまりに動きがないから違うと思う”って言ってたし…あんな仲間思いのsgiさんがスパイだなんて…あり得るの…?)」
ym「…fkrさん?」
fk「…え?なに?」
ym「ボーッとして…もしかして、fkrさんも体調悪い?」
fk「ううん、考え事してただけ。」
ym「…そっか。」
mn「あれ?まだここにいたんですか?」
tr「mn?」
mn「まだ出来上がりませんけど、リビングに来ないから何かあったのかと思って見に来たんです。」
iz「…ごめんごめん、すぐいくよ。」
mn「はい!」
そういって、また先にmnは第一演習室を出た。
iz「……とりあえず、一旦その話は別の時にしよう。」
kw「だな。」
そうして、みんなでリビングへと向かった。少しの違和感を胸に抱いたまま…
続く
閲覧ありがとうございました!!
1,194
#QKBL
靄
51
雨音♪
211
コメント
9件
あぁぁぁ、須貝さん?!?!?!?! やべぇ、気になりすぎる…!!!!!
あまみやさん、こんにちは。第17話、読みました。 sgiさんの不調と、それに気づきながらも踏み込めないymmtさんのもどかしさが、すごく伝わってきました。特に「隠し事はなしって言ったのに」というymmtさんの心の声が切なくて…。最年長だからこそ、頼りたくても頼れないsgiさんの心情も想像してしまいました。 あと、fkrさんの回復を拒むようなsgiさんの言動も気になりますね。次が楽しみです!