テラーノベル
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※ご本人様と一切関係なし
中身すかすかかす
hsrb・inmがヴィラン堕ちする予定
モブが喋る
苦手な方回れ右
hsrb side
「ちょっと近づかないでよ ! 」
女の子に差し伸べられた手が行き場を無くす。
…あー、この子のお母さんか。
目の下には隈ができていてやつれているし、この子を守る為に必死だったんだろうな。
「ちょっと待ってお母さん !この人は、」
女の子が弁解をしようとするが一向に母親は俺をへの警戒心を解こうとしない。
これ以上近づくなというように、鋭く睨みつけてくる。だけどこんなこと慣れたものだ、この手の際は潔く引けばいいだけの話。
「俺は大丈夫ですから、早く避難所へ。」
避難所まで送ろうとしたが、母親も傍にいるし
申し訳無いが2人で近場の避難所を目指してもらおう。
ここの敵は粗方殲滅したし、派遣されたヒーローもここら一辺を見張れるような配置になっているはずだ。
それに小柳君達のサポートに早くまわらないと、
今日は通常と比べて大きな任務で俺達ディティカの他にも多くのヒーローが派遣された。
街はかなりの被害を受け瓦礫などで散乱していて足場も悪く敵の数も想像以上に多い。きっとこの足場では戦いにくい、後方の俺が早く援助しに行かないと…
2人が安全に避難所に行けそうな事を確認して持ち場に戻ろうと歩出した時、
こつん
「え ?」
頭に石のような物が当たった、いや投げられたのか。
振り向くとやはりさっきの母親だった。女の子に止められながらも俺にものを引き続き投げてくる。
「化け物が っ 、」
母親から発せられた言葉には聞き馴染みがある。以前も確か助けた人にそう言われたんだっけ、
大丈夫。これも言われ慣れていることだ
割れた顔、蛸の触手 、こんなの誰が見たって怖いだろう 。
でも、俺だってこんな見た目になりたくてなった訳じゃ、
多分、俺はここできっと限界を迎えていた。
感謝されないヒーロー活動に意味を持てなくなっていた。
ただ知らないふりをして、気付かぬうちに誰の声も届かない海の底へ沈んでいたのだろう。
「もう 、つかれた」
kyng side
「あれ、星導の奴どこいった」
やっと大型の敵も殲滅し終わり拠点に帰ろうとした時、逃げ遅れた人を確認しに行った以来星導が帰ってきていないことに気づいた。
いつも疲れたやらなんやら小言を任務終わりにはいてくる星導がいないと任務後がかなり静かに感じる。
「そういえば戻ってきてないね」
「先拠点帰ったんちゃう ?」
今回は足場も悪かったし、敵の攻撃でこっちに戻ってくるまでの道を失っていたのかもしれない 。
カゲツの言う通り先に拠点に帰った可能性が高いか 。
「…そうだな 。疲れたしさっさと帰るか」
ここで俺達がもっと気にかけていれば星導を見つけることができたのかもしれない。
まさか誰もこの任務を機に行方をくらましたなんて思わないだろう 。
その後、
星導が俺達の前に姿を現す事はなかった 。
続く ( 7月程を予定
コメント
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続きが凄く楽しみです!! 続き待ってます‼💘