この作品はいかがでしたか?
320
この作品はいかがでしたか?
320
間違って短編集じゃなくて普通に書いてて書き直しに絶望したみずはです。
白黒・青黒連載「お兄ちゃんは渡さない!」は今日明日のどこかで更新します!!
今回は襲ってほしいりうちゃんVS耐えてるにきのお話です。
どうぞ!!!!
後日談:コピペでどうにかなりました︎︎︎︎✌︎︎︎
「ねーね、あにき」
「ん〜?どうしたりうら〜」
ソファに座るあにきを正面から見つめ、渾身の可愛い顔を作る。
「…キスしよ?」
上目遣い。うるうるの目。寂しげな声。
我ながら最高に決まった。
よしこれで完璧なはずっ……!!
「ん、ええよ」
ちゅ。
「…可愛ええな。」
微笑みながらそれだけ言って、あにきはどこかへ行ってしまった。
「……なんでだよっっっ!!!!」
小さな声で、ただし心の中では大絶叫しながら思いを吐き出す。
「え、嘘でしょ?あれで軽いキスで終わるとかある?まじ??」
そう。俺には1つ最大の悩みがある。
あにきがどうやっても手出してくれません!!!!!
今までも不意打ちでキスしたり、寝ぼけたフリしてちょっと危ないこと言ってみたりしてきたのに全く効果が無い。
未だに軽いキス以上は未経験。
俺はあにきとそういうことしたいのに…
「なんで……??」
ある日。もう今までのこと全部無駄にして思い切ることにしました。
「あにきー…?」
「おー、どしたん」
今の状況。あにきがベッドに半身起こして仰向けに寝てます。
今だ。やるしかない。
ギシッ
「え、え?りうら…?」
「あにきっ、」
「なんでりうらのこと襲ってくれないの…?」
「りうらのこと好きじゃないの…?」
頬を伝う何かを無視して、馬乗りになったままあにきに倒れ込む。
「ねぇっ…あにきぃ……」
「…そんなこと思っとったんやな、ごめんな。」
いつもより柔らかい声で、優しく頬を拭ってくれるあにき。
「…ほんとのこと言ってええ?」
「りうら、まだ19やからさ。ちょっとまだ手出すのには抵抗があるというか…」
「俺がりうらのこと汚してしまうんかな、って我慢しとった」
「…そうなの……?」
「うん。でも寂しい思いさせとったんやな、ごめんな」
「りうら。」
暗くなる視界と、唇の柔らかい感触。
けど、今日はいつもとは違う。
深くて、長くて、ちょっと苦しいけど甘いキス。
「っは、はぁ……っ」
「やっぱ息続かんよなw」
「…こんくらいのキスやったら、これからはちゃんとしたるから」
「襲ってはくれないの……?」
「んーー……」
「…じゃ、りうらが20歳になったらな?」
「……!うんっ!」
「今のもっかいっ!」
「ええ…?なんかちょっと恥ずいなw」
もう1回、深くて甘いキス。
「りうら、」
「愛しとるよ」
…早く大人になりたいなぁ。
もっともっと深く、君の愛を感じたいから。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
謎☆
コメント
5件
タイトルから好きで内容も好きです✨ りうら様早く20歳になってください( ´ཫ`)