テラーノベル
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あれから10日目。
俺の名前は碧斗(あおと)。 大学1年生、元ホスト。 今はもう、悠真の「碧斗お兄ちゃん」としてしか存在してない。
今日の悠真は、学校が早く終わったらしく、14時ごろに帰ってきた。 鍵が開く音がして、俺は反射的にベッドの奥に縮こまる。
「……ただいま、碧斗お兄ちゃん」
悠真は制服のまま、俺の前に膝をつく。 手にはコンビニ袋。 「……今日はね、お兄ちゃんが好きそうなプリン買ってきたよ」はもう、逃げようとか考えなくなった。 逃げようとしたら、また何時間もローター〇放置されるだけだから。
悠真は優しく俺の首のチョーカーを外して、 「今日は特別だよ。一緒にお風呂入ろう?」
久しぶりのお湯。 狭いユニットバスで、悠真に後ろから抱きしめられて、体を洗ってもらう。 「……碧斗お兄ちゃん、痩せちゃったね。もっと食べて」 泡立てたボディソープで、胸とかお腹とか、丁寧に撫でられる。 敏感なところに指が触れるたび、ビクッと震えてしまう。「……悠真、もう……やめて」 「だめだよ。ここも綺麗にしないと」
結局、湯船の中でまたイかされてしまった。 悠真の腕の中で、俺はもう泣き声しか出せない。
お風呂上がりに、悠真は新しいプレゼントを出してきた。 「……これ、碧斗お兄ちゃんに着てほしいんだ」
黒のレースのキャミソールと、短いショートパンツ。 女物だ。 「……着るの、嫌?」 嫌だよ、って言ったら、またお仕置きされる。 俺は黙って着替えた。鏡に映る自分を見て、悠真の目が完全に溶けていた。 「……すっごく可愛い。俺の碧斗お兄ちゃん、最高」
その夜、悠真は俺をぎゅっと抱きしめて、耳元で囁いた。
「ねえ、碧斗お兄ちゃん……もう外の世界のこと、思い出さなくなったでしょ?」 「……」 「俺だけでいいって、言って?」
俺は震える声で、 「……悠真だけで……いい」 って、答えてしまった。
悠真は嬉しそうに泣きながら、何度もキスを落としてくる。 「……やっと、わかってくれた。愛してるよ、碧斗お兄ちゃん」俺はもう、この歪んだ愛に溺れてる。 逃げたいなんて、もう思わない。 だって、悠真の腕の中が、 一番安心できる場所になってしまったから。
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩50
流石にすぐにはいかないよね、、、
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