「近くにいるの?」
呆然とその建物を見つめていると、手の中でスマホが震えた。
びくっとして確認すれば、おばあちゃんからの着信だった。
「美穂(みほ)ちゃん。暗くなるし、そろそろ帰っておいで」
「あっ、うん、ごめんね、すぐ帰る」
言って通話を切ると、空はいつの間にかグレーがかっていた。
夜が近づいてきているのを感じ、私は後ろ髪を引かれながら海を後にした。
おじいちゃん家の前に着くと、トントントン、とまな板の上でなにかを切る音がする。
夕食の準備をしているとわかり、私は帰るとすぐ手を洗って台所へ入った。
台所のテーブルの上には、春キャベツと庭の家庭菜園で収穫したばかりのスナップエンドウがある。
その横に買ってきたコロッケを置いて、おばあちゃんのとなりに立った。
「ただいま。ねぇおばあちゃん、このあたりに会社の研修とかできるところってある?」
「え?」
「泊まれるところ*******************
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