「彼が生まれてきてくれた日に」
美穂(みほ)は急に足を止めたからか、肩で息をするほど息を切らしている。
思わず駆け寄って背中をさすると、彼女の笑みはさらに深くなった。
「美穂、どうして。ここって―――」
「おじいちゃん家、この近くなんです。晴(はる)さんが送ってくれた写真見て、もしかしてと思って。でもやっぱりそうだった。……よかった」
俺も「もしかして」と思ったし、彼女の説明に納得はしても、まだこの偶然が信じられずにいる。
だけど……今目の前に美穂がいて、俺に笑いかけてくれている。
それが事実で現実だと認識すると、逸っていた気持ちが落ち着いて、ふっと力が抜けた。
一方、美穂は全力で走ってきてくれたからか、なかなか呼吸が整わない。
その様子に申し訳なさを覚えると同時に、胸が熱くなりながら、何度も美穂の背中をさすった。
「大丈夫?」
「あ……はい、大丈夫です」
苦笑いを*****************************
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