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あー、やばい
注意報いっぱい出しとくね
【万事屋・朝】
新八「……で、なんで万事屋が“声優イベント”の手伝いなんですか」
銀時「依頼人が“スタッフが足りねぇんです”って言うから仕方ねぇだろ。声優なんてどうせ声出すだけの楽な仕事なんだろ?」
(その瞬間、空気が凍る)
彩音「……今、なんて?」
銀時「え?」
彩音「“声出すだけ”?」
銀時「いや、別に悪気は――」
彩音「声優は!命を削って!キャラに魂を宿す仕事なの‼︎」
神楽「また始まったアル」
新八「銀さん、それ一番触れちゃいけない地雷っす……!」
彩音「“声出すだけ”なんて言葉、推しの前じゃ二度と吐けないようにしてやろうか」
銀時「脅迫じゃねーか!」
【イベント会場】
(万事屋が裏方スタッフとして働いている)
彩音「……はぁ……この会場……聖地……尊すぎて空気が違う……」
銀時「おい彩音、ぼーっとすんな。ペンライト配るんだろ」
彩音「銀時……“ペンライト”じゃない、“命の灯”だ」
新八「命が軽すぎる!」
神楽「彩音、目が完全にオタクモードアルよ」
(客席のモニターから流れる中村悠一の声)
中村「今日は皆さん、楽しんでいってくださいね」
彩音「うわあああああ‼︎中村悠一きたあああああ!!!リアルグレイだあああああああああああ!!!」
銀時「誰だよそのグレイってやつ。バンドやってるやつか?」
彩音「……銀時。今すぐ黙れ。今すぐだ。あとそれはグレイじゃなくてGLAYな」
【ステージ上】
中村「では、本日の特別ゲストをお呼びします――杉田智和さんです!」
(観客、悲鳴)
彩音「ぎゃあああああああああ!!!!磁石コンビが!磁石がそろったあああああああ!!!」
新八「うわぁ……彩音さん、あのテンション久々に見た……」
神楽「もう手遅れアル」
(ステージ裏で控える2人)
杉田「いやぁ、こうして並ぶと緊張するな。お前も人気者になったもんだから」
中村「何言ってんだよ。お前の方が人気だろ」
杉田「まぁ、銀髪で木刀振り回すバカがくるとは思わなかったけどな」
銀時(モニターを見て)「おいコラ、それ完全に俺のこと言ってねぇか?」
神楽「中の人本人アル」
彩音「生杉田……生中村……尊い……あの声で地球割れる……」
新八「落ち着いて!地球割ったらイベント終わる!」
【イベント後・夜の万事屋】
神楽「今日の彩音、完全に魂抜けてるアルね」
彩音「……(放心状態)……尊かった……」
新八「まぁ、推しに会えたんですから無理もないですよ」
(銀時、ジュースを飲みながら)
銀時「……で?結局お前の“推し”って誰なんだ?」
彩音「……杉田智和」
銀時「……………………え?」
神楽「銀さん、それアンタの中の人アル」
新八「つまり彩音さん、銀さんの声の人を推してるってことですね」
銀時「俺、自分に嫉妬してたのか……?なんだこのバグ……」
彩音(笑って)「でも、アタシが好きなのは――声じゃなくて“銀時”だから」
銀時「……は?」
神楽「なんか甘い空気出てるアル」
新八「ラストシーンみたいな雰囲気出すのやめてください!」
(銀時、照れ隠しに頭ポン)
銀時「ったく……推しとか言ってるうちはまだまだガキだな。現実の銀さんのが上等だろ」
彩音「はいはい、自分で言うんだなそーゆーこと」
銀時「うるせぇ」
(神楽・新八が冷やかす)
神楽「杉田銀時の嫉妬劇場、完!」
新八「次回、“彩音、声優ラジオに潜入⁉︎”お楽しみに!」
(銀時、机ドン)
銀時「次回予告すんなァァァァ!!!」
ふう。