○○. ふっかさん…LINEこーかんしてほしい
ふっか. (まじかっ…でも嬉しいかも)
え、あ、いーよ。あと名前なんだっけ
○○. あ!そうだった…「○○.」です!
ふっか. おっけ、○○.ね
初めて呼び捨てで呼ばれた○○. 。
なんだかうれしい気持ちになった。
私は、誰からも好かれない存在だった。
「○○ちゃん」 当たり前の呼び方かもしれないけど、私にとっては、呼び捨てが憧れだった。
それでふっかさんに初めて呼ばれた呼び捨ては、誕生日に祝ってもらったよりも 嬉しかった。
ふっか. じゃあそろそろ、
そう言って去っていくふっかさんの背中を見た私は少し
寂しかった。私はホームレスだから
誰からも恵まれない。生きているだけでみんなから邪魔だと思われる存在なんだ、いつもと同じようにベンチに座り込む。
そうするとまた涙がこぼれ落ちてきそうになる。
その時、”あの人”がやってきた、
ふっか. ねぇ、家帰らないの?
○○. ふっかさん… だって、私ホームレスですから!
そう言って無理やり笑った笑顔。その笑顔から涙がこぼれた。
このままじゃふっかさんを困らせてしまう、お願いだから
涙…止まってよ、
ふっか. … なら、家くる?
○○. え…?
その言葉を聞いた時信じられなくなった。
この世にこんなに優しい人はいるものか、となった
でも、ここで断ってしまったらチャンスがない!そう思ったんだ
ふっか. 来ない…?
○○. いく!いく…
その事にずっと必死だった。
なんでだろ。ふっかさんを困らせてしまうから辞めておこう。
そんな気持ちがどこかにあるはずなのに、どうしても行きたい気持ちが勝ってしまう。
ふっか. うん。じゃあおいで
今の言葉にとても暖かく感じた。
コメント
2件
実際にも優しいんやろうな
ふっか、優しッ…❤︎