主「続き」
主「すたーと」
日本「.. 朝 、 か」
日本「そう言えば 最近 スマホが よく落ちるん だよな .. 新しく 買い直したい ..」
日本「.. あれ」
日本「.. 遺書 、 昨日書いた .. でも前も 書いてる .. 」
日本「.. 昔書いた やつかもな」
日本「.. 下 行きましょ」
日本( スタスタ )
日本( ガチャ )
陸「日帝 兄さん 、 おはよう ございます」
日帝「.. あ 、 嗚呼 、 おはよう」
海「はよ ~ ..」
空「お っ はよ ~ !」
にゃぽん「おはよ ~ .. 眠い」
日帝「みんな 、 おはよう」
日帝「.. 日本も 、 おはよう」
日本「.. おはよう ございます」
にゃぽん「兄さん 誰に 話しかけてるの ~ ?」
空「兄さん 疲れてるんじゃ ない ?」
海「学校 休む か ?」
陸「お前らなぁ ..」
日帝「いや 、 大丈夫 だ」
日本「.. .. .. ..」
日本( スタスタ )
日本( ガチャ )
日本「.. まぁ 、 居ない人 なんだ から 、 別に いいよね」
日本「.. いつも通り 敬語 で 、 感情を出さず に 生きないと ..」
日本「.. 私に 感情 なんて 要らない」
日本「.. 神様 、 もし居るのなら .. 私から 感情 を 消してください ..」
日本「なんて 、 ね」
日本「( 学校 サボろう かな .. )」
日本「( でも そのまま 不登校とかに なるのも 嫌だな .. どっちにも 居場所が ないんだから )」
日本「.. 今日だけ サボるか」
日本「.. ここの公園 は 落ち着く」
日本( キー .. キー .. )
パラオ「.. にぽん ?」
日本( ビクッ )
パラオ「やっぱり .. にぽん だ !!」
パラオ「久しぶり だね !」
日本「パ 、 パラオ .. お久しぶりです 。」
パラオ「にぽん 、 学校 は ?」
日本「.. サボり ですよ 、 サボり」
パラオ「え ! あの真面目な にぽん が .. ?」
パラオ「ど ~ したの ? また .. ないち 達の 家の事 ? それとも .. アメリカ達 の事 ?」
日本「.. 両方 です」
パラオ「.. ぱらお じゃ役に 立たないかも だけど 、 お話 なら 聞けるよ !」
日本「大したことじゃないから .. 大丈夫 、 心配してくれて ありがう ございます 、 パラオ 」
パラオ「そ ~ お .. ? ならいいけど .. 何かあったら 言ってね !」
日本「えぇ 、 お気遣い ありがとう ございます 。」
パラオ「あっ 、 ぱらお もう行くね ! またね ~ にぽん !」
日本「えぇ 、 また」
日本「.. 私 なんて 、 どうせ いりません よね ..」
日本「.. 嗚呼 、 もっと ..」
いきたかった
私は、赤信号の横断歩道を渡った
トラックが通る瞬間に
トラックは止まろうとしていたけど
もう遅い
鈍い音が鳴る
私の視点は上へ向いた
綺麗な青空だった
白い雲と青い空
綺麗だった
昔見たように
周りに人が集まってくる音がした
最期、何か人物が見えた
複数人の、人物
よく見えたのは
アメリカさんと、日帝兄さん
もう何も見えなくなった
まっくらやみのなかになった
ああ、もうかんがえられない
なにも、かんがえられない
でも、もう
くらやみのなか
光がみえた
なんのひかりかは
分からない
けど
私には
まぶしすぎる
光だった
私は
その光には
手を伸ばさなかった
~ 日帝視点 ~
ピーポー、ピーポーと
救急車の音が聞こえる
何が起こったか
私はすぐに理解した
少し、前のことだった
にゃぽん「学校やだ ~ ..」
空「それな ぁ ..」
海「真面目に 行かねぇと 後悔 するぞ」
陸「そうだぞ 、 学校 は 真面目に行け」
日帝「はは ..」
日帝「( ? .. あれは 、 日本 ? 何してるん だ .. ? )」
私は日本を見つけた
日本は、赤信号で止まっていた
何をしているんだ、と思ったら
トラックが通る瞬間に
横断歩道を渡り始めた
それに気付いた途端
今まで日本を無視してきていた
陸、海、空、にゃぽん
全員が目を見開いた
そして走った
だが
間に合わなかった
駆け寄った時には
日本は宙に舞っていた
顔はよく見えなかった
嗚呼
なんで、なんで
家族にこんな道を選ばせた?
大切な、家族に
なんで、なんで
なんで?
後悔の言葉しか出なかった
走っていると
途中でアメリカ達と目が合った
アメリカ達も目を見開いていた
だが、私は
日本の所へ向かった
人混みをかき分けて
日本を見た時
日本は虚ろな目だった
体にも、沢山痣があった
なんで、私は気付いていたはずなのに
見て見ぬふりした
そして、結果がこれ?
私は、この家の長男なのに?
亡くなった、父上から託されたのに、
私は、家族を殺した
追い詰めた
この道を選ばせた
嗚呼、嗚呼
日帝「ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!( 泣 )」
陸「ぁ .. は .. ( 泣 )」
海「え .. ?」
空「ごめ ッ .. ごめん ね .. ッ に゛ほん .. ( 泣 )」
にゃぽん「やだよ 、 なんで ? 私 、 ここまで 追い詰めてたのに 気付かなかった 、 ごめん 、 ごめん 、 日本 .. ( 泣 )」
アメリカ「は .. ?」
ロシア「.. ッ ( 泣 )」
中国「.. ぁ .. ?? ( 泣 )」
ドイツ「なんの 騒ぎ .. は ? 」
イタリア「ドイツ ~ 、 どうした .. んね ..」
~ アメリカ視点 ~
今日も化け物が来る
あーぁ、嫌だな
気持ち悪い、しかも日帝と仲良くしてる..家族だからってのは分かるけどよ
アメリカ「はぁ ..」
ロシア「何ため息 ついてんだ クソリカ」
アメリカ「ぁ゛? んだと 未成年飲酒 ..」
ロシア「ぁ゛ ?」
ロシア「また 化け物 のこと か ?」
アメリカ「そ ~ だよ 、 また 会うんだなぁ .. って」
ロシア「それだけは 共感 するな」
中国「なんの話 アル か ? 未成年飲酒 と アメカス」
2人「ぁ゛ぁ゛ ?」
中国「また 化け物 のこと アル ? あいつは もう無視で いい アル よ」
アメリカ「んまぁ 、 そうだけどよ .. 」
そんなこと話してたら、横断歩道の前に着いた
そしたら、化け物が赤信号の前でなんか突っ立ってた
いつもなら興味無いけど、今日だけは何故か止まってみてしまった
そしたら、トラックが通ろうとした
その瞬間
化け物が飛び出した
驚いて、固まった
ほんの一瞬だった
トラックは止まろうとしたけど、もう遅かった
鈍い音が鳴った
ロシアも、中国も
2人共目を見開いた
俺もびっくりした
あいつが、自主的に行った
そう思ったら
俺達が、ここまで追い込んだんだって
やっと自覚した
突っ立ってたら
日帝と一瞬目が合った
けど、なにか俺を憎む目じゃなくて
焦っている目だった
そりゃ、家族がこうなればそうなるよな
そう思った
でも、この光景を見て
俺が1番悲しくなった、と思う
暫くしたら、救急車が近付いてくる音がした
俺たちはその間、涙も出さず声も出さず、ただ後悔だけしていた
よく考えたら、あいつは化け物なんかじゃない
ただ、みんなと違うだけ
同じ、人間
血の色が、赤だから
服を、着ているから
歩いて、話す、から、
うご、くから
今更
今まで化け物と罵っていた奴を
同じ人間って自覚した
でも、もう遅い
もう、遅いんだ
~ 日帝視点 ~
日本の死亡が確認された
葬式も済まして、日本の部屋の片付けをするということになった
みんなで片付けようと
日本の部屋に行くと、ボロボロの鞄が先に目に入った
そして、机の上には血がついたカッターが何個も
ゴミ箱には、血塗れのティッシュがあった
あと、カ●リーメイトのゴミ
改めて、またここまでで追い詰めていたんだと自覚した
日本の引き出しを漁ると、大量のクシャクシャになった紙
全て、遺書だった
一旦片付けを中断して、みんなで見ることにした
遺書
2⁄27
日帝兄さんへ
私は、日帝兄さんに汚い感情を持っていました
それが次第に膨れ上がっていくのが怖かったです
でも、今これを書いている間、その間だけ汚い感情はなかったんです
私は、この家族に生まれて
幸せだったと思います
今はもう、分かりません
でも、幸せだった、そう胸張って、昔の私なら言えたと思います
ありがとうございました
陸兄さんへ
陸兄さんは、私の憧れの人でした
かっこよくて、正確に刀を扱うその姿が、綺麗で
憧れていました
昔、刀を触らせてもらった時
嬉しかった、です
今じゃもう触れませんが
とても丁寧に手入れされていて
大切な刀なんだなと 思いました。
私が死んでも
あの刀、大切にしてくださいね
海兄さんへ
海兄さんは、私によく海を見せてくれましたね
写真も、実物もどちらも
海兄さんと一緒に海を見る時
私は、とっても幸せな気持ちでした
今じゃもう、海なんて見れませんが
楽しかったです
空兄さんへ
空兄さんは、よく高い高いしてくれましたね
あの高い高いされる時、最初は怖かったんですよ
でも、空兄さんが笑って私を持ち上げている姿を見ると
私、楽しかったんです
今じゃもう、直接見れませんが
またいつか、高い高いしてくださいね
最後に、にゃぽん姉さんへ
にゃぽん姉さんが作る卵焼き、とっても大好物でした
ほんのり甘くて、姉さんが言ってた
魔法がかかっているみたいで
幸せな気持ちになれました
今じゃ、もう食べれませんが
美味しくて、幸せでした
皆さんへ
私は、もう明日には居なくなっていると思います
ごめんなさい
皆さんのせいじゃありません
だから、自分を責めないでください
私は、居なくなっても
皆さんを見守っています
あの世から
一つ一つの文に、温かみを感じた
日本の字を、久しぶりに見て
涙が滲んだ
みんな、泣いていた
私もだ
私達は、大きな罪を犯した
死ぬのではなく
生きて償う
償わないといけない大罪を
犯した
だから、日本
あの世で見ていてくれ
主「疲れた .. ( っ °、。)っ」
主「学パロ の 第1 BADEND は おしまいです !」
主「まだまだ 考えていますので .. お楽しみに !」
主「あくび でもいいから 皆さんに 涙流して貰ったら 嬉しいです 」
主「では おつ🍛」
コメント
5件
ヤバい、テラス作品の中で一番感動した。日本、今までつらかっただけじゃ現せないほどの苦しみを背負って生きてきて、それも、家族にあんなひどい無視をされていながら、遺書にこんな優しい言葉か書かれていて、目頭が暑くなりました😢 日本今まで頑張ったね、来世では幸せに暮らしてくだい。 主さんハッピーエンド、作ってください。(^-^)👍
少し泣けました。主さんは天才ですね!