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#友達
雪音(ゆきね)
32
Forth。
191
決勝戦当日になった試合のスタートのボールを目の前に修一朗と十馬が対峙する
「リベンジ戦楽しませてもらおう。浦野」
十馬の圧倒的な余裕に汗を滲ませ歯を固く結ぶ修一朗
「人を駒扱いする奴は同じプレイヤーなんかじゃねぇ。悪魔だ。俺はお前に必ずリベンジしてやる」
「ふん、変わってないな。やってみろよ」
修一朗の闘志を鼻で笑い一蹴する十馬
十馬のその音を切るようにスタートのブザーがなった
ーーー
試合は十馬のチームが優勢に点を稼ぎクリムゾンがそれを追っていく形になった
十馬のチームの巧みなオフェンスに対し華麗なパス回しでチャンスを伺う
十馬は修一朗を執拗にブロックした
その間のシュートは輝生と廉人が代わりに打って点数を近づけていく
ふと修一朗たちの後で椅子が倒れた音がした
八田が相手のブロックに圧され倒れたのだ
「キャプテン!」
「カツさん!」
廉人と修一朗が焦り振り返る
「大丈夫だ!いけー!」
八田は変わらず相手に腕を押されていたがすぐに審判に相手は止められ八田はプレイを続行できた
廉人は八田からボールを受け取り、連携が続く
「瑠衣さん!」
「おっけー!」
瑠衣と廉人でボールを繋ぎ修一朗に回す
「兄貴!」
廉人が修一朗のスペース目掛けパスを出すとキレイに受けとる修一朗
「しゃあ!こっからアタックいくぞ!」
修一朗は言葉と共にゴールまで走る
そこからクリムゾンは追い上げていき試合はそのまま終わった
65-49
完全に宿敵に勝利したその瞬間だった
そしてクリムゾンは地区予選に初優勝を飾った
試合終了した十馬の顔には今までの冷たい印象とは違う本気の笑顔があった
「浦野」
十馬は修一朗と廉人の前に姿を表す
「負け惜しみならきかねぇぞ」
未だ続く緊張感を振り払えずいる廉人を庇うように威嚇する
「もう言わねぇよ笑」
安心したように笑うと改めて廉人の前に歩み寄る
「六尾すまなかった。俺は上に立ち続けようとするあまりに、お前たちを対等に扱ってなかった。お前のプレイをもっとちゃんと見てやるべきだった」
頭を下げ謝罪する十馬
「まだあんたの言葉を完全には信じれないけど言葉をきいて思い出したよ。俺はあんたを慕って、憧れてたんだってことを」
言葉とともに廉人は十馬の肩を叩き握手をし、ハグする
「お帰りなさい。先輩」
「ただいま」
ーーー
地区予選優勝から数週間後、クリムゾンはメインメンバーを少し変え相変わらず練習の日々を過ごしていた。
この日のメニューはもちろん全国大会初戦に向けたトレーニングだ
コメント
1件
いやー、この第9話、めっちゃ熱かったです…!🔥 修一朗と十馬の対峙、最初から火花散ってて緊張感がヤバかった。試合中の八田さんのアクシデントにはハッとさせられたけど、チームでカバーし合う姿が本当にカッコよくて。そして何より、十馬が廉人に謝るシーン…涙腺来ました。「お帰りなさい」って言える廉人も、「ただいま」って返す十馬も、両方ともかっこよすぎる。宿敵を倒しただけじゃなくて、人の心も取り戻した感じがして、心がぽかぽかしました🌙 続きの全国大会もめっちゃ楽しみです!