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森「2人で武装探偵社に突撃でもしてきなさい。」
中也「はい?」
むう「?(武装探偵社知らない人)」
首領がまた急に変な事を命令した。何故武装探偵社に、しかも2人で?
噂によれば、黒蜥蜴が負けたらしく、そこを幹部である俺と此奴(むう)に任せたらしい。全く、黒蜥蜴の野郎。無駄な仕事増やしやがって…。
そう思いながら、執務室を出る。
むう「武装探偵社って面白い所か?」
中也「全く。あの青鯖がいるせいでな。」
むうは青鯖という言葉に首をかしげた。
中也「太宰ってやつには気をつけとけ。ろくなことにならねぇからよ。」
むう「らじゃー。」
おでこに手をくっつけて叫ぶむうをみて、少しだけ可愛いと思った。
ああ、首領の幼女趣味が移ったのだろうか。
ドガァァン
中也「邪魔するぜ。」
国木田「中原中也!?ポートマフィア幹部!!」
太宰「げ…。」
中也「うちの黒蜥蜴が世話になったなァ。仇討ちにきたぜ。」
乱歩「…そこの小さな子、君の相棒?」
太宰「新しい相棒かい。」
中也「手前らには関係ねぇだろ。黙って殺されてろ。」
むう「黙れ中也。」
中也「あぁん!?」
年上に向かってなんだこいつ。ぶっ潰してやろうか…。
むう「そこの名探偵。お前、この状況まで読めてただろ。」
乱歩「!」
乱歩「よくわかったね。」
むう「なんとなく、そんな気がした。頭良いんだな。」
乱歩「君には負けるけどね。」
武装探偵社「!!!」
本来なら、多分名探偵が誰かと自分を比べる事も、自分が負けたと言うこともないのだろう。探偵社員…太宰までもが驚いていた。
むう「うん、私もここまで…いや、これ以上読めてる。」
中也「まじかよ…じゃあどーなるんだ?」
むう「私たちはこのまま、誰一人として傷つけず帰る。」
中也「はぁ?俺らは殺しに来たんだぞ?」
太宰「素晴らしいねぇ…才能かな?」
むう「誰?」
太宰「私は太宰治。よろしくね、むうちゃん。」
むう「!」
むうが自分の名前を知られている事に驚いた数秒、太宰はむうの手をつかみ、中也から引き剥がし、自分の方に抱き寄せた。
むう「うわぁ!?」
中也「手前っ!」
太宰「悪いけど、この子に殺しは似合わないと思うのだよ。探偵社で預かれないかい?」
中也「ダメに決まってんだろ。返せ!!!」
俺はむうがとられた事に怒ったんだと思う。近くにあった椅子や机をバキバキと壊した。
むう「え、こっわ…。」
太宰「これが本物の筋肉ゴリラだよ。」
中也「うるせぇな糞野郎。」
やっぱりむう置いて行こうかなと迷った()