テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#不倫
#離婚
―― よし、荷物オッケー
キャリーケースをロックしてクローゼットに入れようとした時
「ここにあった……」
俊介さんの小さなキャリーバッグの後ろに、あの写真を見つけた。初日の夜、彼が抱えて震えていたお義母さんの写真が入ったフォトフレーム。
しばらくそのお義母さんと見つめ合った私は、ゆっくりとそれを手にした。そして、俊介さんの枕の隣にフォトフレームを置く。
―― あなたの大切なものが、どこにあるか。ちゃんと知っているわよ
それから寝室のカメラに向かって、ニッコリと笑った。
会社から戻った俊介さんは、旅行のために私が用意した二つのバッグの写真を撮った。そして
『荷造り完了。週末癒し旅へ』
と投稿し、#妻のキャリアを応援します #共働き夫婦 #最高のパートナー、と相変わらずタグ付けをした。
―― よくやるわ
本心でないことを、外面の良さだけで続ける俊介さんに感心していると
「何?これ、梓が置いたのか?」
シャツを半分脱いだ彼が寝室から叫ぶ。
「旅行の荷物を用意していて見つけたの。大切なものなんじゃない?家族なんだから」
「……」
枕の隣の写真を見つめる俊介さんの表情は子どものようだ。
―― あなたたちの好きな言葉よ【家族】
「旅行の荷物に入れた方がよかった?」
―― 家族なんだから写真だけでも連れて行ってあげる?
離婚届を突き付ける前に、俊介さんを揺さぶったつもりだったが……翌朝
「おはよう。少し早かったかしら?」
私たちの出発前、お義母さんがうちまでやって来た。
コメント
3件
デタァァァ😱😱😱
ฅฅ°́Д°̀))ギャァァァ 想像はしたけど、ほんとに来たぁぁぁヒィ~ヒィ~ヒィ~ あずあず計画変更だよぉ😫落ち着いて!大丈夫!!!

まさか・・ママも一緒😱 (ギョエ~ 叫ぶ事が出来ずに悶絶中😖)