「注意」
・まふゆちゃん&奏ちゃん闇堕ち
・まふゆママ怖い
・鬱系
・設定改造
奏side
「みんな揃った?」
画面に向かって喋りかけると、スピーカーからAmiaとえななんの声が聞こえる。いるよ、と伝えてくれているみたいだ。
「…雪は?」
昨日から一切連絡が取れておらず、Amiaが心配していたという話は聞いだが____
「ちょっと、雪大丈夫なの?」
焦っているえななんにAmiaが動揺を隠せずに喋りかけた
「一応メッセージは送ってるんだけど、いつもはすぐにチェックして返信くれるのに既読すらされてなくて……何かあったのかな?」
雪のことだから、と一言付け足すと不安を隠せないのか、何秒か沈黙が続いた。そこで、えななんが「あっ」と口を開いた。
「ねぇ、セカイに行かない?」
「セカイ?」
「うん。だってあそこ、まふゆのセカイなんでしょ?もしかしたらいるかもしれないじゃない」
「確かに…困ったらあそこに行くからね」
「そうだね、それじゃあ行こっか」
『ダメ』
……え?
さっきの声って…
私は思わず、スマホに浮かび上がったミクたちの姿に口を開いた。
『今はここに来ちゃいけない』
『まふゆは…セカイは、完全に崩壊してしまっているの。もう、まふゆを救う手段は無いの』
「え、えぇ?何それ、SF映画じゃないんだから、そんなの有り得ないでしょ……」
『嘘じゃないわ』
『もうまふゆは救えないけど、これ以上壊れるのを止めることは出来る』
『だから、来ないで』
___そん、な
嘘、だ
嘘。嘘嘘嘘嘘、嘘だ。そんなの、おかしいよ。だって、だって私。みんなを____
まふゆを救う曲を、まだ作れてないよ。
「いやっ…そんな…」
『…奏、ごめん。でも、今は……』
「…ボクは嫌だ。セカイに行かないなんて」
『え?』
「私も!まふゆの為に色々してあげたのに…壊れた?救えない?ふざけないで!」
『で、でも今は……』
「…わたしも、まふゆを救いたい。」
『で、でも…でも……』
「お願いみんな。セカイに行かせて」
『……来させない』
「え、この声って…」
「まふゆ?!」
コメント
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皆が本当に言いそうなこと言っててすごいすき